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219:浜通りセンチュリーライド2015



text&photo  by  ymr20xx@y-maru.com。







5年ぶりの復活



本日のルート (powered by ルートラボ)


本ウェブページでは、内藤晶を購入した年から毎年、浜通りセンチュリーライド(通称:HCR)というものをやってきた。東京をスタートして浜通りまで走り、小名浜の名物である







メヒカリを愛でる






……という内容である。



「メヒカリ、おいしそうですね……」
「いや、おいしい(キリッ」
「(#゚Д゚)」







うまいんだ、うまいんだよぉ……



東京からだと、北茨城市の手前くらいでセンチュリーランの基準となる160キロに達するため、ロングライドの材料としてはうってつけである。また、小名浜をスタート地点にして、北上して仙台を目指しても良い。



「ずんだ餅、おいしそうですね……」
「そこ!?(;´Д`)」


しかし、HCRは2010年を以て、開催しなくなった。理由はこのときに詳しい。決して、本家から怒られたりとか、日産から訴えられた、とかではない。

浜通りは、昔と変わっていない――――

それを悟り、それならば……  と、およそ6年ぶりに、浜通りを目指すことにした。



「まあたまには乗らないとね」
「わーい!(´∀`*)」







まずは東京を脱出するぜ。






……アレ?


5年ぶりの復活、とか言っときながら、6年ぶりに浜通りを目指す――――  これは、2010年は小名浜スタートで仙台まで北上、牛たん食べて終了、としたからである。よって、東京からスタートするのは6年ぶりとなる。

ルートとしては、R6を北上するだけの単調なもので、別段特筆すべきものではない。しかし、年数を重ねていくうちに、いくつか新しいルートを開発するに至った。



「なので少し距離が伸びます」
「ざっと10キロくらいですかね?」







三郷駅へ。






島パンルートとクラシックルート




「簡単に言うと、R6は柏までは路肩が狭い」
「自転車では走りにくいですよね」
「そこで、だ。土浦辺りまで脇道でかわす」


地図を見ると、水元公園から三郷駅を抜け、流山辺りを通り、学園都市の手前まで抜けるルートが見えた。このルートは以前、このときに通ったルートである。






外環を越えて。





「これを縞パンルートと名付く!」
「お願いだから漢字を変えてー!?」


それに対してR6を正面突破するルートをクラシックルートと(勝手に)名付けてみると、約6キロほど島パンルートが長いだけで、路肩は広いし交通量は少ないし、と、オイシイことだらけ。個人的にはこのルートを極めたいところだが……



「大先生、そっちじゃないです!」
「え、あ!?  間違えた?」


水元の辺りはよく迷う。






東京脱出。これだけでどんだけ迷ったか……



それでも三郷駅を通り抜け、流山橋を渡って千葉県へ。

県道5号、県道47号と進んでいき、R16を越えると、県道7号方面に右折。このあたり、ちょっとした街のちょっとした通りみたいな雰囲気があるのだけど、






県道47走行中。





「シャッターが下りてますね」
「まあ休日だからね」


ご同業が多くなってきたかな、からの視界が開けたところが新大利根橋。ここからが茨城県である。……ひたすら長い、茨城県。






新大利根橋を渡って、茨城へ。





「茨城って、怖いところなんですか?」
「あ、そうか、初めてだもんね」


20年くらい前に青森に行ったときでさえ、茨城を出るのに2日掛かっている。その上、100km地点である水戸の周辺を越えてから、県境までの間ずっとアップダウンが続き、脚とメンタルをガリガリ削ってくるのだ。

そして、こういう時に限って、風は向かい風。速度は25キロのあたりを行ったり来たりで、突き抜けるような加速感はない。まあ、荷物満載だししょうがないよね、と自分に言い聞かせながら、伊奈町の田園地帯を通過。






そして不動尊へ。



不動院を左折して県道19号線を北上すると、やがて常磐道谷田部インターを通過。R354を右折してしばし走り、中村陸橋でR6に復帰する。ここまでだいたい3時間と少し。できれば3時間を切りたかった。



「練習不足ですね。あと、不摂生」
「ハラの肉、消えないかなぁ」


ここまでが通称島パンルートで、R125方面に進めば土浦駅に辿り着く。今回はこのまま、R6を往く。






いよいよR6へ。






学習効果がない。


んで、向かい風の中、ひたすら北上を続けていくと、いきなり脚のチカラがスッポ抜けた



「ど、どうしました!?」
「ハラ減った」


走行距離は70キロを越えたところ。そこまで、写真撮影以外での停車はなく、完全にガス欠。とりあえず味付ザーメンで急場を凌ぎ、手ごろなところで補給に入る。






山岡屋さえあればとりあえずどうにでもなる。



千代田石岡インターを通過した時点で、時刻は昼直前。ペースとしては、6年前と比べてだいぶ遅め。それに焦ってガチ漕ぎをするワタクシめ。



「大先生、ちょっと無理し過ぎですよ!」
「遅れを取り戻さねば……」







ようやく100km地点を踏む。



そして、水戸の手前で脚を使い切った



「あ、脚が回らん……」
「バカなんですか?」


軽くエルコスさんに呆れられつつ、水戸を通過。エルコスさんとは先述の件で大洗までは来たことがあるが、ここから先は未知の領域。そんな我々を見送るは……






茨城の英雄たち。





「ガルパンはご当地モノなんですね」
「大洗じゃ、神様扱いらしい」


なんて世間話をしているうち、久慈川を渡って、日立市へ。






榊橋、通過。



そして現れる石名坂。最初の登りらしい登りである。

所見のときは途中で足を着いてしまうほどの坂だったはずだが、今ではインナーに落としてクルクル回して軽々とクリア。






坂の頂上。





「楽勝ですね!」
「ちょろいちょろい」


ところが、そこからが問題で、日立市郊外の丘陵地帯を縫うように進むR6は、地味にジワジワくるアップダウンが連続で押し寄せてきた。

石名坂の手前でR245にシフトすれば、もう少し楽だったのかもしれない。しかし、日没が近づいてきていて、ちょっと判断が狂った。お陰で、右膝が痛い。



「乗らなさすぎだなぁ」
「そう思うならもっと乗ってくださいよぉ」


一応、体力作りで定期的に泳いだり、時間があればローラー台に乗ったりはしているのだけど、やはり実走は大事だな、と痛感したり。






常陸多賀の市街地。



常陸多賀の並木通りを通り抜けるころには、空はだいぶ夕焼け模様。そして、そこから加速度的に陽が暮れる。 日立北インターを16:15に通り抜けたが、その頃には前後ライトが必要なくらいになった。






だいぶ陽が暮れた。



徐々に徐々に暗くなってきて、路面の状況が見づらくなる。アイウェアも外して眼鏡にし、高萩の市街地に入る手前まで来た。



「大先生!  160キロになりそうです!」
「……来たかー」







160km地点。



R6には、日本橋から160キロ地点にちょっとしたモニュメントがあるのだが、ここはその手前約6キロほど。島パンルートがクラシックルートの差は10キロと言ってたが、まあこれはミスコースとかの誤差範囲だろう。



「やりましたね……  って、アレ?  あんまり感動ないですね?」
「まあ、何回も走ってるからねここは。だけどそれ以上に……」
「ん?」
「走れてないことのほうがショックだったりする」


ぶはっ!  って笑われた。ひでーなもー(笑)






んで、R6の160km地点で、もう一枚。



しかし、向かい風の補正が掛かっていたとはいえ、巡航速度で30キロが保てなかったり、アップダウンで簡単に脚を使い切ったりと、内容からいえばグダグダな感じだったことは否めない訳で。

こりゃ何とかしなければなぁ、という思いを抱きつつ、トボトボと本日の宿へと向かうのだった。宿は6年前と同じく勿来関の湯。本日の走行183キロ。






県境のトンネルを越えて、福島県へ。






メヒカリを愛でる。


では早速、小名浜漁港へ。



「アレ?  なんで逆方向に?」
「ちょっと気になるものがあって」







気になるところへ。



茨城と福島の県境付近、R6から逸れたところに、小さな漁港があるのに気付いた。名を平潟漁港という。

小さな漁港、というのに興味を持ったのは、ここ最近の話。有名な漁港ではない、ちょっとした地域密着型の漁港を巡ってみるのも、面白いのかな、と。

果たして、地形に囲まれた静かな港は、のどかに一日を始めようとしていた。アンコウ鍋が名物、とのことで、大洗もいいけどこういった小さな港町にじっくり逗留しながら名物を戴くというのも悪くないだろう。






この切通しを抜けると……





「ただ、いかんせん早すぎた」
「朝飯食べられそうなお店はなさそうですね」







平潟漁港とエルコスさん。



という訳で、小名浜を目指すことに。ちなみにこの漁港、茨城県の所属。すなわち茨城最北の漁港、ということになる。



「あ、そういえばこれ、県境ですよね」
「何気ないから気づきにくいんだけどね」







そこには水道管の情報もあった。



ちなみにそのすぐ北側には、勿来漁港がある。こちらはれっきとした福島県の港。しかし、港相互を結ぶ道はなく、一旦R6に出なければいけない。色々考えさせられる。






打って変わって勿来漁港は静かな雰囲気で。



勿来で県道56に乗り換える。そのまま陸前浜街道を走るのだが、鮫川橋を渡ったあたりで小休止。






碑が建っていた。





「何かありますね」
「追分跡みたいだ。山田街道……?」


これはエルコスさんもあまり情報がないらしく、いろいろ調べてみたら、今では御斎所街道という名で呼ばれている道に相当するらしい。また、看板に書かれていたルートを辿ると、遠野町根岸と植田のあいだは、県道20号を通っていることも分かる。浜通りから中通りを結ぶ、由緒あるルートだ。



「行ってみますか?」
「メヒカリを愛でられないからパス」


といっても、浜中に挟まれたこの区域は、なかなか面白そうなコースが揃っていて、一度は足を運んでみたい感じがある。といっても、アップダウンがきつそうで、もう少し練習が必要だと思うが。






本日のビックリドッキリメカ。



そんな軟弱者にはコレでもくらえ!  とばかりにやって来たのが、陸前浜のハートブレイク・ヒル。この区間、特に名前はないが、先述の石名坂と同等の獲得標高があるヒルクライムで、2キロで60m程度の登りとなる。まあ、サクッと、ね。



「なんで平地もこれくらい走れんかなぁ」
「まあ、絶対的には大したことないんですけどね」


こうして、最後の砦を抜ければ小名浜港は目と鼻の先。いわき・ら・ら・ミュウまで来たので、せっかくだからちょっと土産でも。






いわゆる、フィッシャーマンズワーフですよ。



小名浜の名産・メヒカリはかなりポピュラーな魚らしく、一夜干しもあれば唐揚げにできるように片栗粉をまぶして冷凍したものまで。せっかくなので南蛮漬けにでもしてやろうか。

そして、恒例の市場食堂。メヒカリ定食1300円。今回は唐揚げで。






待たせたな!





「もう言うコトない」
「いいなぁ……」







満足したから駅へ向かうぜ。






駄文:FZIについて。




「よく考えたらさ」
「何ですか?」
「FZIに不純物が混ざると気化するって設定、どういう理屈なの?」
「……さあ?  ストーン博士は特に何も」
「劇中じゃあ、ウォッカ混ぜてたけど、ウォッカにそんな力が?」
「だとすれば、わたしは相当な下戸ですよ?」







ここを右折。余談だが、いわき平の競輪選手が街道練習してた。





「で、思ったんだけど」
「はぁ……」
「FZIに不純物を混ぜなければ、何を食べても気化しない説」
「ざ、斬新ですね……(;´Д`)」
「つまり、FZIは混ぜると危険、ってことだ。サンp……」
「わたしの燃料は便器の洗剤と同レベルなんですか(;´Д`)」







ここを駅方向へ。直進でも問題はない。





「なので、今度試しになんか食べt……」
「それで本当に消滅したらどうするんですかっ!?」
「……それはヤダ(;´Д`)」







R6を越えれば、駅はすぐそこ。



なんて世間話をしているうちに、いわき駅に到着。総走行距離は223キロとなった。






全席指定となったひたちに乗って。



焼鯖寿司をパクつきながらTFBと相成ったが、東京に戻ったら雨模様ってどういうことだ!?






結局、食ってばっかだな。












TITLE:2015:ReBirth的な
UPDATE:2015/12/13
URL:http://y-maru.sakura.ne.jp/219_hcr2015/hcr2015.html