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前フリです。10月某日、ご近所にお住いの小太郎さんから電話が。曰く、 「週末、ヒマですか?」 「ヒマですよね?」 「ヒマですね?」 「ヒマだね?」 「ヒマと言いなさい」![]() 八王子Pさんとこの。中の人は中島さん。 ……ということで、4年ぶりの小名浜出撃と相成った。 小名浜とワタシ。誤解を恐れずに言うと、大震災のあとから、福島県(これは浜通りに限らず、中通りや会津も含めて)に対して、足が遠のいていたのは間違いない。放射能の問題なんてのは割とどうでもよく、どちらかというと、マスコミがもたらした極めて偏った報道に振り回され、福島県自体に興味が湧かなくなったからだった。 実際のところ、福島県はツーリングのスポットとしては、内容、距離ともに秀逸で、あんなことがあったとしても訪れる価値は十分にある場所なのだ。しかし、むしろ当事者ではない諸々があんなことをしてくれたせいで興味が消えたのだ。 ……そんなことを、往路の車中で小太郎さんに話したところ、 ![]() あっさり。 これで俄然、市場食堂のメヒカリが楽しみになった。言うまでもないか。 小名浜は元気だった。4年前の震災の爪痕とか、東京電力をディスる幟とか、そういうのが待ち受けているのかと思ったら、そんな痕跡などなく、4年前と同じ街並みだった。 ![]() しかも地元のお祭りやってて、大変賑やかに。 アクアマリンふくしまも、4年前よりもパワーアップしてた。一時、震災で巨大水槽が壊れ、壊滅的なダメージを受けたのは記憶にあるが、そこにあったのは、変わらない姿だった。 ![]() むかし駐車場だったところは、新しく拡張工事中だった。 この水族館は、学術的な側面も持っており、種の研究に余念がない。魚好き(食物的な意味でない)小太郎さんもその辺りを評価しており、「勉強になるわー」としきり。 そして驚いたのが、巨大水槽前に新しくできた、立ち喰いの寿司処。 ![]() ホントに大水槽の真ん前。傍から見ればシュールだが……
コンセプトも正しくソレであり、正しいスタイルだな、と思った。決して、「オサカナガカワイソウ」なんかではない、学術的に考えさせられる内容だった。あ、あと寿司はおいしかった。 なーんだ、心配するまでもなかったか。アクアマリンふくしまを見終わった感想であるが、その横で小太郎さんが、「だから言ったろう?」 ![]() 言い得て妙。 メヒカリは正義だ。爪痕がまったくないかといえばそうではなく、市場食堂を擁した漁港は完全に取り壊されていた。恐らく新しく建て直すのだろうが。 ![]() 既に跡形もなく…… それでは市場食堂はどこへ? 何のことはない。道路の反対側に移転してた。 ![]() 会いたかったぜー! 4年ぶりのメヒカリ定食は、相変わらずウマかった。1300円。 だがしかし、天ぷらがあるだなんて聞いてないぞ!? ![]() 待たせたな! 個人的には、あっさりと食べられて食感がフワフワした天ぷらは女性向だと思う。唐揚げは力強くて男性向き。ただ、どっちもオイシイ。次は天ぷらも試してみよう。 そんなメヒカリを堪能しまくって、とても幸せな気持ちになった我々は、最後のデザートとしてアレを戴いた。 ![]() 甘ーい甘ーいロックフィルだよぉ? もっくるでお馴染みいわき勿来ICを降りると、すぐに看板が立ってたので気になって調べたら、ダムカード発行しているダムだった。そして、あまり例がないだろうが、このダムは天端から海が見えるらしい。 ![]() わかりにくいが、谷の向こう側に見えるのが海。 ちゃんとダムを撮影したことがない小太郎さんも、その大きさに感銘を受けており、「これからはダム目当ててドライブしてもいいかも」なんて言っておられたぞ。 新たなルートさて、帰路であるが、こちらの身を慮った(というか、そんなに眠くはなかったのだが)小太郎さんに運転を代わってもらう。 ![]() 安心して運転が任せられるほどになりました。 「大きい」「デカい」「怖い」なんて散々なことを言われるウチの運搬車だが、小太郎さん曰く、 ただし、車庫入れは勘弁して欲しい、とのことだ。そんな小太郎さんの運転で、谷田部から圏央道へ。
![]() 確かに成田までの距離が。 そうなのだ。東関道と常磐道がつながったのだ。これに北関東道と組み合わせることで、所謂千葉プール区間が外と繋がり、ルート選定の幅が広がったのだ。……が、
ひたすら片道一車線の道路をのんびり走るだけなので、言ってみれば退屈この上なく、結局酒々井で運転を代わり、そのまま東京に帰ってきたのだった。 ![]() あと、このルートは牛久大仏の裏側を通る。 |