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107基目:大津岐ダム




来訪日:2021年10月16日


specifications
所在地 福島県南会津郡檜枝岐村
河川名 阿賀野川水系大津岐川
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堤高/堤頂長[m] 52.0/164.9
総貯水量[×10] 1.825
見どころ アスファルトフェイシングフィルダム。林道の最深部にある、訪れるのにレア度が高いダム。
出典 ダム便覧2020
【コメント】

奥只見ダムで有名な銀山湖からさらに上流、福島県にギリギリ入ったあたりにある秘境のダムである。ちなみに、このダムで湛えた水は、最終的に奥只見湖の一部となる。

ここも奥只見ダム同様、電源開発の管轄に置かれたダムで、こちらで湛えた水を用いて、最大38000KWの発電を行う設備を持っている。奥只見ダムの8年後に完成したダムで、かつ水量もそれとは雲泥の差。さらに言えばこのダムは只見川電源開発の中では最後のほうに造られたダムである。

阿賀野川水系の水資源をとことん活用するという姿勢か。それとも、電力が底をついたときの最終兵器なのか。その存在意義すら謎に包まれたダムは、R352より林道を約10キロほど往った先にあり、国道側には案内看板すらない、しかもアクセス路はしょっちゅう通行止めになる、という状況で、このダムに到達するのは文字通り高難度となる。

ダム自体は、アスファルトフェイシング・フィルダムという分類が成されている。ロックフィルダムの上流側堤体表面をアスファルト舗装したものと考えるといいが、ダム周辺の地盤が堅固でなかったことと、コストを抑えるために日本初の形式のダムとして誕生した。

このある意味SRなダムは、先述の通り到達難易度が極めて高く(そもそもこの場所自体がR352樹海ラインの最深部で、かつ携帯電話圏外エリアのド真ん中)、なかなかお目に掛かれないダムでもあるが、チャンスがあればぜひ訪れてみたい。奥只見ダム来訪のついでに、運が良ければ到達できるだろう。……保証はしないが。




水の流れる音がする、この不気味な洪水吐も大津岐ならでは。








TITLE:107基目:大津岐ダム
update:2021/10/24
URL:http://y-maru.sakura.ne.jp/dam_battle_100/dam107.html