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86基目:八ッ場ダム




来訪日:2020年12月04日


specifications
所在地 群馬県吾妻郡長野原町
河川名 利根川水系吾妻川
形式  略号についてはこちら
用途・目的  略号についてはこちら FNWIP
堤高/堤頂長[m] 116/291
総貯水量[×10] 107.5
見どころ 歴史と政治に翻弄され、結果的に下流を救った悲運のダム
出典 ダムカード1.0
【コメント】

2000年代初頭に発生した与野党交代に関連した政治的判断により、建設中止と再開で地域住民を大いに翻弄したことで知られる。ダム建設により吾妻峡や樽沢トンネルがダム湖に沈んだが、同時に川原湯温泉共同湯に蔓延っていたヌシも沈んだと思われるので、個人的にはどっこいどっこい。

紆余曲折の末、ダムは完成し、耐水試験の最中に集中豪雨が発生。たった1日でダムの容積を埋めた雨水は、しかしダムがなければ下流域を洪水に晒していた可能性が高く、ダム建設反対派を一発で黙らせた実力は侮れない。

現在ではダム湖を含めて観光地化に成功し、多くの旅行客を受け入れている。同時に、もはや走ることが叶わないR145旧道区間などに哀愁を感じたりもする。どちらがよいかは分からないが、このダムはきっちり仕事をこなした。翻弄されつつも歴戦を潜り抜けた、職人のようなダムである。




完成したダム湖は「あがつま湖」。もはや往時の渓谷美は過去のものである。








TITLE:86基目:八ッ場ダム
update:2021/01/05
URL:http://y-maru.sakura.ne.jp/dam_battle_100/dam086.html