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235:はつもうで2017



text&photo  by  ymr20xx@y-maru.com。







要するにこれは走り初めなのですよ。



本日のルート (powered by ルートラボ)

北千住→秋ヶ瀬橋→入間大橋→桶川→菖蒲→久喜→鷲宮→春日部→草加→北千住(実測117.4km)


2017年が始まりました。本年もY丸本舗をよろしくお願いいたします。

さて、元日の恒例行事であるはつもうで、今年も鷲宮に行ってきた、のですが……



「大先生、これが復帰戦ですね」
「ちゃんと走れるか心配でしかない」


とはいえ、いつまでもリハビリ謳歌してると、それこそ本当に走れなくなる。ここらで少し走り込んでおきたい。






それじゃ、行くか。



ところで、4回目の鷲宮であるが、毎年ルートを微妙に変えている。2013年は、往路が宮代経由、復路がR17旧道。






このときはrenas先生も一緒だったし、お互いのマシンは先代のものだった。



2014年は、往路が宮代経由、復路がR122→県103。






oyaji殿が病に伏していた頃の話ですね。





「そして、昨年の往路が、放射11号から県道3号を通るルートで」
「帰路は宮代経由……  あれ、毎回宮代を経由してますよ」







よく見たら、エルコスさんはいずれもキシリウム装着だった。



という感じなので、2017年は宮代を経由しないルートを開拓してみることにした。地図を見ると、少々遠回りだが、あの榎本牧場のちょっと先から、県道12号を経て鷲宮に辿り着ける。

また、帰路も宮代経由の県道85号の南側に、春日部に直通する県道78号というのがあるではないか。これを今回のルートとしてみよう。



「でも、このルートだと、往路が60キロ超えますよ?」
「死んじゃうかもねー、俺」







早朝の荒サイ。意外なことにランナーとかご同業とか普通に走ってる。






指がちぎれるか、1時間以上並ぶか……


往路は、エノモトに行くルートがそのまま当てはまる。川越線の踏切を越えるまでは、まったく同じといっていい。

岩淵水門で初日の出を拝む。ここからしばらく、荒サイをひた走る、のだが……






大渋滞。





「岩淵水門を越えられない」
「すごい渋滞してるじゃないですか!」


これは岩淵水門に限った話ではないが、荒川放水路の各橋は、大変見通しが良くて初日の出の観覧ポイントになる。事実、昨年は同じような渋滞を、扇大橋の上で経験している。






ちなみに鹿浜橋はこんな感じだった。



そして、歩行者に交じってご同業、そしてママチャリ集団。これはもう、カオスである



「早く、早く下に降りましょう!」
「全然人が途切れない……」


土手下に降りてしまえば、いつもの荒サイである。あとは、朝霞水門を経て秋ヶ瀬公園を目指していけばよいのだが、







さむい。











霜が降りまくってる。





「あああ……  足の指がちぎれるぅぅ!」
「足湯っ!  足湯はどこですかぁっ!?」


これは予測できたことで、かつ防ぎようのない(多少はマシになる程度)ものだから、我慢するよりほかない。要するにこの時期、爪先が猛烈に冷えて痛いのだ。

たまらず、秋ヶ瀬公園で暖を取ることにした。エルコスさんのいうとおり、足湯があれば完璧なのだが、そもそもこの周辺に足湯なんてない






とりあえず一本。



暖を取っていると、ご同業が車列を組んで目の前を通過。ちょうど飲み終えていたところだったので、ポタージュの空き缶をゴミ箱に抛り、追いかけてみることにした。






追跡開始。



退院してから1ヶ月と少々。ようやく少しずつ運動をするようにはなったが、入院時に失った貯金はかなりでかく、ご同業に全然追いつけない。それどころか、あっという間にバテる。



「大先生、30キロ出てませんよ!」
「絶対、無理だよぉ」


これが貯金が底をついた状態か。しかし、ご同業はゴルフ場区間に入る前にピットインし、冬場で葉が散り見通しが良くなったゴルフ場区間に差し掛かると、ご同業どころか人の姿を見なくなった。そんな中、川越線の高架が近づいてくると、






塞がれてた。





「なぬっ!?」
「大先生、あっちで迂回できますよ」


順路の一部が工事で通行止め。サッカー場の脇道で迂回して、川越線の踏切を越える。






これを越えると、ようやくゴールを感じるのだが。



さて、ここからは一旦R16の側道を走り、橋の途中でサイクリングロードに復帰するのが、エノモトへの道の定石であるが、今回の目的地はエノモトではない。ならばわざわざサイクリングロードに行く必要もないので、ここからは県道57号をチョイスする。






県道57号。



この辺り、幹線道路から外れているのが理由か、交通量はさほど多くなく、適度なアップダウンがあり、また、のどかな風景の中を走るのでサイクリングにはオススメのルートである。

ところで、途中にはいくつもの神社があり、初詣に訪れる客を静かに待ちわびている。そのどれもが、人の気配がなくひっそりとしている。






エノモトに行く際にはお馴染みの橘神社。こちらはひっそり。





「なんで鷲宮とか、一部の神社は混むんだ?」
「露店が出てるからではないでしょうか?」


なるほど、言い得て妙だ。

しばらくは県道番号のつかない市道を走るが、桶川西高校のあたりでR17バイパスに出る。全通すれば交通量が分散されるほか、路肩が広くなるのでR17を使ったコースが充実する。






いわゆる上尾道路。



で、このバイパスは横切る道をことごとく分断して貫いているため、走っていた道をトレースするには、対岸に渡る横断歩道を見つけなければならない。んで、それを探しているうちに、次に乗り継ぐ県道12号にぶつかってしまった。

県道12号は、川越と栗橋、細かく言うと県道3号とを結んでいて、大型車の往来が多い。桶川周辺は片側二車線道路なので少しはマシだが、R17本線を越えると片側1車線の上に、路面がイイ感じでうねってくる。






桶川周辺はわりと走りやすいのだが、





「久しぶりですね!  この感触」
「病み上がりにはキツいんですけどーっ!?」


ガタガタ、ゴトゴトと走っていると、周囲から大きな建造物が見えなくなった。ふと、エルコスさんが、



「あ、ちょっと停まってください!」
「ん、どした?」


そこには、ぽつんと門らしき何かが建てられていて、奥には、



「城の跡かな?」
「でもこれは、アヤメとか咲きそうな感じですね」







田園と、その間を縫う足場と。



っていう感じの田園が広がっていた。ちなみにこの門、旗本内藤屋敷門といい、かつてこの地にあった菖蒲城の裏門なのだという。実在していた位置からずれているが、これは移転したからだという。



「大先生!」
「おう、写真だな」


もはやこの流れは鉄板だな。






ということで、一枚パチリ。



さて、県道12号を走り切り、鷲宮駅までやって来た。走行距離は63キロをカウントしていて、過去3回の最短距離である50キロよりも13キロ、時間にすれば約1時間分距離が増えた。






今年は鷲宮の駅脇から現れましたよ。



ところで、鷲宮到着は10時ちょうどくらいなのだが、初詣に訪れるのであればこの時間がリミットであると考えておいたほうが良い。






10時過ぎの参拝列最後尾が、だいたいこのあたり。



これが1時間遅い、すなわち11時台になると、列は鳥居を越えてとんでもない長さになる。






列は1回折り返し、さらに奥でもう一回折り返すほどに。





「つまり、1時間以上並ぶか、足の指がちぎれるか」
「エルコスさん、今度から足湯を搭載しt……」
「どこに積むスペースがあるんですか(笑)」





×××××がないっ!?


そして、鷺宮神社に到着。

ところがここで、衝撃の事実が。



「エルコスさん、大変だ、カギがない」
「……はい!?」


ワイヤー錠はある。ただ、それを開けるカギがない。つまり、カギをかけられない、いや、カギはかかるが







エルコスさん磔の刑








「ただそれも見てみたい」
「バカっ!」


とはいえ、指をくわえて撤退するのもアレだ。しかし今日は元日なのでワイヤー錠売ってる店とかは軒並み閉まってそうだ。さて、どうするか、と考えていると、妙案が浮かんだ。

鷲宮の駅にコインパーキングがあったはず。確かアレなら、ロックがかかるから大丈夫だろう。






苦肉の策。





「ふぅ、これでよし」
「うーん、何かしっくりこないですが……」


という感じで、参拝開始。1時間と待たずに参拝を終えて、今年の交通安全御守を購入。






今年の息災を祈願して。



あと、これをやらねば。






昨年いただいた御守の類。





「これは、去年しまなみ海道で手に入れたやつですね」
「お焚き上げをしてもらう」


昨年一年のご利益に感謝して、浄めてもらおう。本当ならばしまなみ海道に出向くのが筋だろうが、とりあえずこちらで。おかげで昨年一年、交通事故とは無縁だった。



「その代償が、虫垂炎ですけどね」
「まあ、死ななかっただけ良かった、ということで」


兵越峠のときにもサラッと触れてはいるが、あの虫垂炎によってワタクシめは、約1ヶ月入院していた。結果、ついた病名が急性虫垂炎腹壁膿症、そして







腹膜炎






……つまり、判断を誤っていたらちょっとどころかシャレにならない事態になっていたのである。その水際を救ってもらったと、とりあえず信じておきたい。

余談だが、ikeパパが物凄く心配して電話連絡とかを寄越してくれたのだけど、



「そういえば、ikeパパさんが優しかったですけど」
「まあ、『今だけだ』とも言っていたが……」
「……ツンデレなんですね」
「相当年季が入ってるけどな」


いずれにしても、2017年は大病などせずに過ごしたいものである。






ちょっと混んできたか。





「ところで大先生、今気が付いたんですが……」
「どうした?」
「あのロック、お金払うと外れますよね、誰でも」
「……!?」







ちょちょちょちょ、ウチのエルコスさんをどこに連れてくつもりだオマエは!?(フィクションです)





「いかん!  マテリアルボd……、違った、フレームが!?」
「いいから早く戻ってくださいっ!」







よかった無事だった。






追い風に乗って


帰路は、県道78号でR4旧道に出る。






ここを左折。



手ごろな開拓ルートがなかったことと、ブラックストーンハウス(要は父の墓参り)に立ち寄りたかったので、北千住に直行できるルートを選んだまでのこと。

県道78は特記事項なし。走りやすさは県道85号よりも良いが、雰囲気は乏しい。そんな感じの道であった。






工業地帯、というような雰囲気が強いような。



R4旧道は、あちこちに神社が並ぶ神様ロードでもある。所々に人だかりができていて、そこがだいたい神社である。



「やはり露店か……」
「でしょ?」







越谷の香取神社。こちらも大盛況だった。



追い風に助けられ、なんとか90回転、30キロオーバーを維持できるくらいになった頃、東京都に戻ってきた。






ただしウルトラマンよりも燃費が悪い。



あとは荒川と隅田川を越えて、墓参りをしてから家に帰るとするか……






千住大橋。ちなみに昨年はこのあたりで100km、今年は116kmをカウントした。












TITLE:2017年のはつもうで
UPDATE:2017/01/02
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