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ローカル線乗り継ぎ旅出発前に親父殿の墓にご挨拶を、とか思っていたが結局果たせず、時間も迫っていたので上野駅へ。今日はこのまま青森まで進軍し、最後の夜行列車となった急行はまなすを捕縛する。出掛けに買った北海道&東日本パスが、当面の生命線となる。 ![]() 青春18きっぷとどちらが有効か。
このパスは、7日間、JR東日本と北海道の全路線に乗り放題となるものだ。しかし、優等列車には効力を発揮せず、急行はまなすも乗車券のみ有効なのだ。
なので、乗り継ぎは綿密に計画をした上で、決して間違いのないように行わなければならない。なんだろう、このワクワク感は。 ……とか言いながら、早速宇都宮で乗り継ぎ4分。
![]() なんとか黒磯までは来れた。 言ってるそばからやらかすところだった。 ここからしばらくは、夏の休みを謳歌する様々な客層で混み入り、ずっと立ちっ放し。まあ、嫌いじゃないから良い。 ![]() 揺られ揺られて福島へ。 ようやく座れたのは福島から。ここでまとまった時間が取れたので、これから先の時刻をチェック。ついでにはまなすの指定が取れないかどうかを探る。 ちょうどこの時期、北斗星が運行終了となる時期と被っており、日本中の鉄がブルトレに集中している。はまなすも恐らく混雑してるんだろうなぁ、とか思っていた。 「70席ほど空いてますね」 ……耳を疑った。そして、あっさりと席がとれてしまった。
しかし手元にある指定券。どうやら現実らしい。何はともあれ、これで北海道までの足を確保したぞ。 ![]() それじゃあ仙台へ行くぜ。 ただし、このはまなすに乗るためにはワープが必要となる。時刻表とにらめっこをして、仙台と盛岡の間を飛ばせばよいことが解る。追い金6150円だが、考えれば東京−青森間の正規運賃がだいたい17000円で、それとほぼ同額で札幌まで行けるのだ。 ![]() ワープ券! という訳で、嬉々として仙台からワープ。盛岡についたのは、約30分後だった。
ホント、東北新幹線のこの区間って、タイムアタック狙いかよってぇくらい、飛ばすのよ(苦笑) ![]() 1/2000で無理やり撮った、320km/h車内からの一枚。 盛岡からはIGR線と青い森鉄道線を乗り継ぐ。かつての東北本線の難所も難なく越える。時間的には通学の時間帯で、帰宅途中の学生で車内は賑わう。 ![]() 盛岡駅より。
怒られてしまった。東北の女性はきれいな人が多いというが、あながち間違いではないのかも。なにせ、新幹線の名前にすらなってるくらいだし。 ![]() 三戸駅で途中下車。 さて、我々は青森に入った直後の三戸で途中下車。ここから青森まで直通する列車に乗り換える。快適ではあるが、ロングシートなのが気に入らない。とはいえ、通勤客のことを考えたらコレ一択なのだろう。 しばらく退屈になるので居眠りタイム。そして気がつけば青森の街である。 ![]() 青森駅まで来たぞ。 東北新幹線新青森駅開業で若干勢いがなくなりつつある青森駅だが、いやいや老舗の底力は馬鹿にできない。駅前商店街を始め、よく頑張っていると思う。気になる飲み屋も何軒かあって、ついつい引っ張られそうになる。ただ、ラーメン屋が増えるともっといいのだけど。 ![]() はまなす案内板 夜食を買い求めているうちに、はまなすの入線時間がやってきた。そして群がるカメラ小僧。 ![]() モラルを問う。
エルコスさんも感心する。ここでコレだもの、首都圏とか札幌駅とか、最終運行日の22日、23日とかどうなっちゃうんだろうか。 さて、はまなすの指定は3号車。すっかり忘れてたが、はまなすにはドリームカーという、ちょっと良い席が連結されている。失念していて、とりあえず空いている席を、で押さえた結果の3号車は、ごく普通のペラペラ座席であった。 ![]() 恐らく人生最後となるだろう、14系の座席車。 そして、ここでまさかの……
14系、24系共通の悩みとして、デッキに自転車(輪行袋)が、物理的に置けないというのがある。考えてみたら、TDRのときも荷物置きスペースに内藤さんを押し込んだような。 幸いにして、5号車のデッキに荷物置き場があったので、そちらにエルコスさんを置いておいた。
そのあとの記憶はハッキリしないのだけど、気がついたら函館にいて、ED79を撮影して、座席の向きも変えずに眠りこけ、気がついたら住宅街で。 ![]() 辛うじて撮影に成功した、函館駅と鉄集団。 そして、定刻通り、札幌に着いた。エルコスさんを担いで、先頭を牽いたDD51の勇姿を、と思ったが、
あまりの鉄の多さと行動力に辟易し、写真も撮らずに改札へと向かった。 札幌は、雨が降っていた―――― ![]() そして意地で撮った一枚。 もくじへ。 1日目へ。 |