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188:renasと菜の花



text by ymr20xx@y-maru.com




2年の沈黙の間に……


renas先生が最近おかしい。





褒め言葉です。


……と、のっけからひでえ書き出しですいません。久しぶりの出撃でございます。

で、何がおかしいか、というと、renas先生が昨年うっかり購入した、おニューのマッシーン、ことアンカーRL8。さらなるパーツアップデートが施され、……と、ここまでなら別にいつものことなのだが、先日送られてきたメールにて、










エントリーしといたから!






エントリーされてしまいました。グランフォンド軽井沢に。







( Д)゚゚ ←今こんなかんじ。






なんてこった。アンタあんだけ坂は嫌いって言ってたじゃないか!  しかも、グラフォン軽井沢って、







佐渡の前の週






ダブルヘッダー決定じゃねえかYO!

そんな、何かに覚醒したrenas先生、さらには今年のツール・ド・のとにも出るつもりなどと申される始末。いったい彼の中で何が起きたのだろうか。通販で買ったセラミックベアリングのBB、実は呪われてたり……?

んで、そんなrenas先生とは裏腹に、ワタクシめは冬の期間、まあいつも通りにスキー行ったり、イニシャルさんに手ほどきを受けて薄い本を作ったり、





zineというらしい。同人誌じゃないよ。


それなりに遊んではいたのだが、サーバ容量確保のために更新終了したスキー百本勝負、やらないとやらないで冬場の更新頻度が落ちるなぁ、と。とはいえ、さくらインターネットに移行して容量問題は解決したので、思い切って復活させちゃおうかな、とかいろいろ考えているうちに、3月がやってきたのである。







花見の季節だな。










つまりこういう時期だということです。


休日出勤、転勤の残務処理などを、休日出勤などを駆使しながらこつこつ片づけていき、ふと3月の三連休最終日の予定がスポッと空いてしまった。天気は……  悪くない、むしろ良すぎるくらいだ。問題なのは、空いたことが判明したのが前日ということくらいか。ダメもとでrenas先生にメールを打つと、







じゃあ準備するわ〜






こんな感じで2年前のリターンマッチが始まったのである。




腕を上げた漢


早朝8時、堀切駅で合流。待ってる間、土手沿いはマラソン大会が開催されるらしく大賑わいだった。





こんなのが通っちゃうくらいの賑わい(土手です)。


んで、renas先生がやって来た。堀切からいきなり輪行するつもりだったらしい。バカ言うな。ここから飯給まで平地で100キロあるかないかくらいだぞ?





いつもの平井大橋。


そんな訳でrenas先生を引きずり回す。ルートは定番のR14からR297、上総牛久から県道81号に入るもので、もう何度も走っているルートだ。

引きずり回す、とはいえ、renas先生とは高校の同期という間柄、お互い気心が知れているので遠慮なしで行く。そういえば島田さん&パンツァーのときから、デジカメをペンタックスのQ7にしているのだが、それをたすき掛けにしていたら、







女子力UPだな!






……と、renas先生から褒められた。お互い遠慮がない。いつものことだが。

平地+追い風なのをいいことに、30キロほどの巡航速度で引っ張るが、ちゃんとrenas先生はついてくる。そのまま船橋、幕張、千葉と進軍するが、きっちりケツに張り付いていやがる。ウーム、この様子だとグラフォンもTDNもどうやら本気のようだ。速さを金で買っているだけではなさそうだな。





このあとうっかり階段から落ちそうになった。


そんなrenas先生、新たにアクションカムというガジェットを導入していて、ハンドル周りが随分賑やかになっていた。きっと今頃はこの出撃の様子を動画化しているに違いない。……のだが、曰く「実戦投入前に荒サイで試したかった」。このあと、ネジが緩んで四苦八苦。





R297に入る。実は五井まで行ってバイパス走った方がアップダウンが少ない。


R297に入ると、大型車多めのR16と打って変わってのんびり田舎道。ただし房総半島を縦断するルート故に交通量は多い。ところどころ後ろを気にしつつ走る。牛久までは小湊鐵道が並走しているので、せっかくだからと海士有木で休憩。周囲の住宅の新しさと見事に対比するかのような昭和感溢れる駅舎がたまらねぇ。





海士有木で小休止。奥にあるのはクラシックタイプのトイレ(非ウォッシュレット)


あまりの昭和っぷりにrenas先生もコメントを失っていた

それでは改めて飯給を目指そう。R297で上総牛久まで行き、ちょっと市街地をうろついて県道81へ。ここまで来ると、沿道にぽつぽつと菜の花の姿が見えてくる。国道沿いを走っていた小湊鐵道も、ここからは県道81と並走するようになり、線路脇に咲く菜の花と列車のコラボレーションを狙って、多くのアマチュアキャメラマンが跋扈するようになる。





県道81には、清澄養老ラインという名がついている。


道は軽くアップダウンを繰り返すようになる。このあたり、インナーまで落とすかどうか判断に迷うような斜度が出てきたりするが、とりあえず行けるところまで、とアウターのまま処理をする。renas先生がこまめにインナーに落とすのと対照的だが、たぶんワタクシめのほうは長期戦には向かない走りだろう。





賑わいが見えてきたら、里見駅である。


里見駅まで来ると、ある状況下の登り坂でrenas先生にアオられるようになった。いかん、ヤツは明らかに進化している。……かワタクシめが退化したか





里見駅限定わっぱ弁当なんか売ってて、すっかりピクニック気分。


その里見駅は、ICHIHARA ART×MIX 2014というイベントをやってるらしく、大勢の客でごった返していた。また、駅近くに新しく学校が開校したようで、交換設備が復活していた。丁度、列車交換のタイミングだったらしく、その様を観察していたのだが……





あれはルィ・ヴィトンではありません。








タブレット閉塞ですよ!






今や絶滅危惧とも言うべき閉塞方式、どうやら千葉では現役のようだ。んで、一人で盛り上がってるすぐ隣で、







((((;゜Д゜)))テッチャン、●●イ……






みたいな目で見るのやめなさいrenas先生。





飯給も里見も、旅の終わり(輪行的な意味)を感じさせる雰囲気がある。


ちなみに、列車を見届けてから飯給駅へと向かうが、10分もかからずに着いてしまう。





余談だが、初めて飯給のトイレを見せていただけた。





やはり3月末では早いか。


里見へと向かう手前、高滝湖のほとりを垣間見たが、まだ桜の開花までは至っていない。やはり4月頭でないとだめかなぁ、なんて思いつつ走っていた。そんなこともあって、飯給に着いたのだが……





まだ満開までには程遠いか……








やはりまだ早かったか。






菜の花は咲いているし、天気も良いので最良のロケーションではあるのだが、いかんせん桜が満開ではない。そこが若干惜しむべきポイントだ。恐らく桜の満開時期には、菜の花ももっと咲き乱れてそれはそれは絵になる光景が待っているだろうに。





咲き乱れている様が見たい、とrenas先生。


飯給のベスト時期は4月上旬。3月ではだめ。これを教訓にしておこうと思う。とはいえ、2年前のリベンジは果たせた(菜の花を見られたので)。そろそろ離脱のことも考えなければなるまい。





ここでもイベントやってた。ただ、カエルをなんでも漏矢さんってするのはどうかと……





定期を買わなければ。


さて、私事だが4月から転勤になって、大田区の職場に移る。んで、さすがに自転車通勤は困難そう(というか上司から泣きが入った)なので、電車通勤に変わるのだが、京浜急行の定期を購入しなければいけない。そういえば、金谷からフェリーに乗れば、着いた先が久里浜で、そこで定期が買えるではないか、と気が付く。

renas先生のコンディションにも依るが、もしだめなら久留里、もしくは内房沿線の駅で輪行エスケープできるので、いっちょ行ってみることにした。





裏道ルート。房総特有の手掘りトンネルで。


とりあえずは飯給とセットになっている月崎へ。いつも通る裏道ルートは荒れに荒れまくり、軽くシクロクロス状態になっていたが。

月崎を通過して県道32号経由で久留里へ。このあたりは完全に山道なので、アップダウンが連続する。平地では互角かちょっと圧倒されていたが、ある程度の登坂ではまだこちらにアドバンテージがあるようで、徐々にrenas先生を引き離す。ただし、マスタングをする余裕はないが。





道幅は広く走りやすい。ぽつぽつ開花している樹もあったりして。


ただ、ここまでお互い負けず嫌いなのかただの向こう見ずなのか、補給らしい補給をほとんどせずに走っているせいか、猛烈に腹が減った。よく考えたら、お互い今のところ食べているのは菓子パン1個とか、そういうレベルである。久留里で補給をしたいところだが、果たしてあるかどうか。





久留里まで来た。


とりあえず駅前に行けば何かあるだろうと、ちょっと寄り道をする。ちなみに久留里は水の街、駅前では湧水を補給することができる。renas先生はトラウマになっているようだが。

その久留里の駅前だが、観光交流センター内に軽食コーナーがあり、そこでカレーを所望。本格的なカレーで、なかなかなボリュームがあり、補給としては秀逸であった。ワタクシめは牛すじカレー、renas先生はカツカレーの大盛をチョイスしたが、胃袋的には大丈夫だろうか。揚げ物は後でドカンと来るよ?  そしてこの先もうちょっと登るよ?





このカレーがまた秀逸であった。


そしてその言葉通り、これ以降丘陵地帯に突入する。カレー食べているときに等高線入りの地図を見ていたのだが、どうもこれから走る県道93号、パッと見で60mほどの登りが控えている。renas先生曰く「大したことないっしょ?」  うう、彼からそんな言葉が出ようとは。成長したなぁ。





ここからちょっとした丘陵地帯です。


そんな県道93号線、しばらくは木々に囲まれて視界の悪い中を進む。久留里と君津を結ぶ路線ゆえか、やや交通量が多い。そんな中、徐々にやられてきている脚をフォローしつつ、エルコスさんの魔法をフル活用する。renas先生は、基本に忠実、王道のインナー落しで淡々と。長期戦に持ち込むと強い、いぶし銀の走りである。

……かと思った次の瞬間、チェーンが落ちた。それを復旧するのに四苦八苦。そういやエルコスさん納車直後のTDCでも、ワタクシめは同じような症状に悩まされた。特に、フロントとリヤを同時に操作するような状況でよく発生する。もっとも、チェーンプロテクターを導入してからその類のトラブルは皆無になったが。300円で買える安心、というヤツだ。





四苦八苦。外に落ちたので、インナーに入れてクランク回せば手を汚さないで済むのだが。


県道93号から92号、そして国道465号へと乗り移っていく。もうこのあたりまで来れば目立った登りはなくなるはずだが。……と、もう一回renas先生メカトラブル、というかアクションカムのネジが緩んだ。「実戦前に荒サイで試す」のをすっ飛ばした結果がこれである。イタタマレナイ……





房総スカイラインの入り口まで来た。ここからR465だ。


国道465を湊の方面へと向かう。この日は連休最終日ということもあって、あちこちライダーが多い。そしてサイクリストの姿も。天気も良く、気候も良く、走るにはもってこいな日だねハハハh〜……







renas先生が来ない。






登りでチギったか、もっかいメカトラブルか。いずれにしても、後ろにいるはずのrenas先生がいない。体力的に不安ではあったが、ここで初めてマスタングを打つことにした。

パワーバーの食いカスを捨てて、くるりとUターン、来た道を降り……







すぐに現れました。










気が付いたらご同行の車列に無賃乗車。


どうやら普通にチギってただけらしい。ここからはrenas先生を先行させる。といっても、道はひたすらまっすぐなのだが。





このあたりはTDC2013で走ったのでよく知っている。


湊交差点までやって来た。ここを左折すれば7キロほどで東京湾フェリー金谷港だが、renas先生は徐に横断歩道を渡りだす。

「え、輪行するの?と、ワタクシめ。







ここまで来たら乗ろうよ!






……さすがにrenas先生からクレームが入った。

コースプランナーが後方に付くと、誘導に気を使います、という顕著な例であった。

ということで、無事にフェリーに乗って定期を買うというイベントが発生する。相変わらずrenas先生を先頭に据えるが、このあたりでようやく潮の香りがしてきた。右手には夕日に照らされた海が見える。





海が見えてきた。


最後は若干の向かい風でヘロヘロになりつつも、トンネル抜けた先に停泊している船を見つけ、ようやくゴールを実感したのであった。





南下していて、この光景を見ると、「着いたー」って感じがして好き。





……が、その金谷港はなかなかカオスな状態になっていた。

考えてみれば、春の三連休最終日、我々でなくても菜の花鑑賞客は多いはず。そして、良い気候はツアラーとゴルファーを房総半島に引きずり込む。結果、







積み残された。










とんでもない混みよう。


16時20分発のフェリーには結局乗れず(どころか乗用車やバイクですら積み残しがあり次便に回された)、一本後の17時20分発に回された。誘導員もテンパってるようで、もう大変な騒ぎであった。しかし、一本待ったということで収穫もあり、初めて2階デッキに誘導されたり、





こんなふうに積まれるのも初めてである。


船内ではサイクリストフレンドリーな設備を見つけたり。





スリッパご自由のどうぞ=良い店の証(スキー的な意味でも)


40分の船内で、renas先生とお互いの近況を報告したりと、毎度いつもの流れでだらだらしつつ、久里浜に着いたころにはすっかり太陽が落ちていて、





完全に陽が落ちた。


ワタクシめが着れるサイズのウィンドブレーカってあるんだろうか、と余計な心配をしてみたりしつつ、久里浜港着岸。そのあと、京急久里浜までラストランし、本日の走行距離135kmでフィニッシュである。

京急沿線に職場があるrenas先生は、定期の関係で京急で帰還。ワタクシめはJR線の定期を買わなければいけないので、ここで別れてJR久里浜駅へ。帰りはしっかりグリーン車でふんぞり返らせていただきましたよ。

気が付かないうちにrenas先生がウデを上げたことと、飯給のベストシーズンは4月上旬だったということ、東京湾フェリーはサイクリストにやさしい、ということを得た、今回の出撃であった。





輪行風景。renas先生お疲れー。














TITLE:副題:花見リベンジ2014
UPDATE:2014/03/30
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