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368:おまいり2026



text&photo  by  ymr20xx@y-maru.com。


【クイックリンク】

凌辱という名の……
オーバーホール談義
オーバーホール談義・その2  

街道の話
新しいお守りと共に
おまけ





本日のルート (powered by Ride With GPS)






凌辱という名の……


某月某日、エルコスさんを丸裸にして白濁液まみれにしてしまった……




「ま、要するにオーバーホールですよ」
「Gen2になってからだと、初めてではないですか?」






なお、この後しばらく、家じゅうが灯油とピカール臭くなった。



無塗装地肌丸出しのエルコスさんの仕上げには、信頼と実績の金属研磨剤を使っている。お陰でフレームは光沢度を増すのだけど、




「結局、しばらくすると濁るんだよね」
「どうしても粒子レベルの汚れはつきますからね」


とはいえ、2年分の汚れと古グリスはすっかり洗い流せた。もちろん消耗品だって新品交換だ。





STIの右側ネームプレートが割れて速攻でアサゾーに走ったのはいい思い出。






「となれば、やはりラッピングをしなければ!」
「そう来ると思ったさ」


ところで、今年は諸般の事情ではつもうでを見送ったのだが、四十九日もとうに過ぎているので、お参りくらいなら許されるのではなかろうか、と。それに、昨年の交通安全御守をお焚き上げしてもらわなければならない。




「いつもの鷲宮だけど、いい?」
「もちろんです!」






とりあえず仕上がったので。






オーバーホール談義


鷲宮へのルートは、いつもどおりのR4旧道。ぶっちゃけこれが一番早いしわかりやすい。おまけにこのルートで往復すると、ドアtoドアでほぼ100キロジャストくらいになる。




「なので、正直語ることがない」
「走り慣れている行程ですからね」






松原を通過するのも何度目だろうか。



なので、ナラシしがてら鷲宮を目指す。出発はいつもとは違い、だいぶ遅めの8:50。




「もうさすがに空いてるだろう」
「初詣ほどではないと思いますよ?」


ところで、オーバーホールの話になるが、実はフレームがGen1のときは、基本的にほぼ毎年やってた





だいぶ汚れたな……






「職場の作業スペースが広かったからね」
「そういえば、今回は自宅で行いましたね」


定期異動によって、現在の職場にはエルコスさんをバラして置いておけるスペースがなくなってしまった。そんなこともあって暫くサボッてたのだけれど、




「流石にもうそろそろやらんとマズイなってなった」
「本当ですよ。本音を言うと毎年やってほしいくらいです」






よく見りゃワイヤーもこのありさま。



結果、自宅のダイニングが板張りの床なので、狭いけれどうまいことやった。そしたら……




「案の定、ワイヤーは錆びてた」
「ほらぁ」


考えてみたら、雨ライドの頻度も多かったな。もちろん速攻で新品交換だ。





ブレーキシューは交換して半年くらいしか経ってなかったので、ヤスリ掛けして再利用。






「そういえば、前橋のタキザワサイクル、閉店したそうです」
「マジで!?」


古参の自転車店で、パーツが安かったのでよくチューブをまとめ買いしていたし、アウターワイヤーを量り売りしてくれてたので重宝していたのだが、2025年の12月7日で閉店したそうだ。




「チューブの仕入れ先とかどうしようか……」
「安く手に入るルートがあるといいのですが」


とりあえず今回はAmazonで取り寄せたセット売りのを使ったが、考えてみればこれ一つ買うだけでワイヤー交換に必要なパーツは全て揃うので、よほど頻繁に交換しない限り、こっちのほうが利便性は高そうだ。




「ステムのベアリングは、ジャリってるから交換するか」
「替えがあったのですね」






なぜか替えが常備。



このほか、チェーンも新品にしたところ、リヤスプロケットがガキンガキンいいだした




「結構、摩耗してますね」
「こいつもだいぶ使い込んだからなぁ」


エルコスさんを11速化したときからのつきあいである68アルテグラのジュニアギア。幸い、こちらも1セット新品を確保していたので、ここぞとばかりにブチ込んだ。




「さすがにもう14-28Tは流通していないようです」
「これ飛んだらギア比どうしようか……」


何せ、世の中的にジュニアギア規制そのものがなくなっており、今後トップ14Tなんてシロモノは、二度と出て来ないだろう。個人的には18Tが使えなくなるのがとても痛い。





買い置きをしておいて正解だった。



まあ、その時になったらきっと脚力も落ちてるから、案外19Tあたりがしっくり来ているかもしれない。少なくともこのスプロケットは10年は持つだろうから、その時考えることにする。





トラック野郎とは懐かしい……



さて、そうこうしているうちに春日部の先輩のところに着いた。時刻は10:30。




「2時間をちょっと切ったくらいか。いい感じだ」
「程好く馴染んできましたよ!」






春日部駅のほうは絶賛工事中。






オーバーホール談義・その2


春日部からは県道85沿いに宮代方面へと進む。このまま道沿いに走れば、和戸を経由して久喜あたりで県道3号に至るのだけれど、




「ジョイフル本田に寄りたい」
「宮代でR4に出ましょう」






寿司とあったが、いなり寿司のほうだった。



オーバーホール談義の続きだが、バラし始めてから走れるようになるまでに要した期間は7日だった




「随分とゆっくりでしたね」
「仕事もあるし、パーツの洗浄とかでも時間取られたしね」


たぶん頑張ればオーバーホール自体は1日で終わるとは思うが、そこまでテンションが上がらずにちびちびやってしまった。とはいえ、作業自体は面倒ではあるが嫌いじゃないし、少しずつ綺麗になって組み上がっていくのを眺めるのも悪くない。




「そういえば、renas先生から、『そろそ灯油は卒業しろ』って言われた」
「ディグリーザーと比べると錆が出やすいからでしょうね」


そりゃ専用のディグリーザーを水道水のごとくジャバジャバ使いたいのだが、リッター120円くらいで買える灯油の安さは魅力的なのよ。





透明な液体も洗浄を繰り返した結果まっくろけに。



で、パーツを洗浄しまくって、こびりついた泥を掻き出し、もとの位置に戻していく。こういうときスマホがあると何かと便利だ。





結構な頻度で、取付位置と向きは混乱する。






「こうやって、組み方を記録しておけば……」
「分解前の状態に、簡単に戻せますね」


しかし、油断しているとついついやらかしてしまう。全部組み上がった後にワイヤーの張り調整をしてたら、チェーンがインナーとアウターの間に挟まるという、今まで見たことのない状態に陥った。





この隙間にスポッてハマってギアが噛み合わない状態に。






「これ、インナーチェーンリングの向きが逆ですよ」
「え、そうなの!?」


何を弄っても症状が消えないので、もしやと思って取説を確認してみたら、刻印が裏側になければいけないことが判明。アウター側は刻印が表面なので、思い込みをしていたようだ。





衝撃の事実。






「大先生ぇ、何が好き〜ぃ?」
「黒霧島www」


そんなこんなを経て、ようやく走れるようになるまで7日である。特に冬の時期など、乗る頻度が低下する今くらいの時期に、のんびりとオーバーホールに勤しむのも悪くないだろう。





東武動物公園の駅前はすっかり綺麗になった。






街道の話


宮代でR4に戻ろうとしてたら、それと並行する県道373の交点があった。





街道筋の匂いがする。






「これ、R4の旧道だな」
「正解です」


R4は、バイパスと旧道の2つが存在しているが、その旧道のさらに旧道というのが存在する。旧々道は大抵が市街地を突っ切っていて、往来が集中すると渋滞によって市街地の機能が低下する懸念があったので、市街地をバイパスする新道が作られたのだが、




「その新道ですら、さらに新しいバイパスが整備されて旧道に成り下がった」
「ややこしさに拍車がかかってますね」


なので、時々見かけるこういった形状の交点は、たいていが新旧道の分岐点となっていることが多い。





右が現道だけど、直進するように旧道が伸びている。



あと、杉戸と幸手は、日光街道時代の宿場町であり、当時の雰囲気を残す史跡が多い。旧道を往くと、そういったものにも触れることが出来る。





幸手は日光街道の6番目の宿場町。






「大先生、停まってください。何かあります」
「道標みたいだな」






恐らく日光街道と交差する別の街道との分岐点だったのだろう。



大正4年に建てられたものらしいが、どうやらこの位置で、久喜方面へと通じる道がかつてはあったらしい。





この方向に。






「今はマンションになっていますが」
「何かの街道筋だったのだろう」


エルコスさん曰く、「鎌倉街道の分岐点」とのこと。ちなみに、鎌倉に至る道に冠された鎌倉街道は1本だけではない。要するに、鎌倉へと至る街道筋につけられた一般名詞みたいなものだったそうだ。





この道標があったのは関戸の宿。宿場町時代の史跡が残っていた。



さて、幸手のジョイフル本田で買い物を済ませ、県道153を横移動。北陽高校前の交点で県道3号に出れば、





鷲宮までは残り3キロほど。






「もうすぐですね」
「久しぶりのロングライドだから、流石に疲れた」





新しいお守りと共に


12:23、鷲宮神社着。





1年ぶりに。






「そういえば、ウチの職場に、久喜出身の腕利きがいるんだけど」
「このあたりの出身ですか」


往復で100キロになって距離的に申し分ないから、という理由で、初詣は鷲宮に往くんだって話をしたところ、







らきすたですね!(`・ω・´)









「間髪入れずに、とはこのことかと」
「まあ、わざわざ都内から鷲宮まで足を運ぶ人なんて」


そして、今年も今年であちこちでらきすた推し。





こんな石絵馬あったんだ。






「それで、今年は何色にされたのです?」
「深緑色にした」






色違いで何種類かあって、毎年色を変えてはいる。今年はこの色。



今年一年、何事もなく過ごせますように。





三が日はとうに過ぎているのだが、参詣客で賑わっていた。



さて、このあとは来た道を戻り、東京方面へ。





下間久里。ここから先は県道49号となるが、当然こちらもR4旧道である。



その道すがら、ブレーキの効きやギアの入りを確認していく。とりあえず問題はなさそうだけれど、




「サドルがもう少し前だと脚が回しやすいかな?」
「帰ったら調整してみましょう」


こんな感じで調整箇所を洗い出しながら、都区内に戻ったのが15:15。





戻ってきた。






「ともあれ、良い仕上がりだ」
「春のシーズンインが楽しみですね!」






明るいうちに帰って来れた。こんだけ空いているなら元旦を外しても良いかもしれない。






おまけ


ところで、先程スプロケットの後継問題に言及したわけだが、実はシマノはパーツ売りというのをしていて、例えばカセットスプロケット1つで考えると、ロックリングやスペーサーはもとより、21-23-25のスパイダーアーム付ローギアみたいなのまでバラ売りしてくれている。つまり、この方法で18Tのスプロケットを入手すれば、理論上は延命可能となる。




「あー、ありましたよ?」
「とりあえず何枚か押さえてくれる?」


こうして、18Tのスプロケットが2枚、ウチに届いた。





さすがにアサゾーにも置いてなくて、最終的にアマゾンで買った。



50-18Tを常用ギアにしているので、18T以外の摩耗は一旦見なかったことにする。で、比べてみると、





下が新しく買ったヤツ。上が今まで使ってたヤツ。一目瞭然だ。






「すっごい削れてる!」
「かれこれ10年近く使ってたからなぁ」


記憶が間違いでなければ、このスプロケットはエルコスさんを11速にした2015年から使っていて、今履いているキシリウムプロに乗せ換えて今日まで至っている。キシリウムプロは大会用にしていて殆ど使ってはいなかったのだけれど、それでも全国を旅した逸品。そりゃ摩耗もするわけだ




「ま、これでしばらくは安泰か」
「わたしとしては最新機材にして欲しいのですけどね」











TITLE:はつもうでに非ず。
UPDATE:2026/01/20
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