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本日のルート (powered by Ride With GPS) 雨の呪い
天気予報を眺めながら、遠い目をするおっさんと涙目の遷移金属。 というのも、今回はエルコスさんが未訪だった8県のうち、東北の3県を一気に狩る予定で、盛岡行の新幹線を早々に抑えていた。そしたら、 ![]() 問答無用の100%。
正直言うと、多少の雨ならポンチョ着て何とかしちゃおうか、くらいは思っていた。しかし、街が冠水する程度の雨 ……ってもはや災害じゃねぇか。 ![]() 命に係わるレベル。 ちなみに、豪雨に呪われたのはこれだけでなく、今年に入って既に2回、九州方面への出撃が荒天で流され、その都度エルコスさんは半泣きになりながら項垂れていた。かわいい。
そういった訳で、改めて天気予報を見ると、割と本州中央から南側にかけては天気が良かった。
割とフランクに乗鞍登頂を決めた。さっきまでと打って変わってエルコスさんの表情が明るくなる。かわいい。
![]() なんだかどんよりしてるが、たぶん行けるだろう。 2年ぶりのエコーライン6:44、鈴蘭バスターミナルを出発。 ![]() この時間で鈴蘭の駐車場は満車。
バス待ちの列を横目に、早速エコーラインを登り始める。この道を走るのも2年振りだ。
というのも、乗鞍スカイラインは途中箇所での崩落が原因で、今年度は完全に閉鎖されるという。下手すると次年度以降もどうなるかわからない。
![]() いよいよスタート! スキー場前の左ヘアピンを抜けた先から、いよいよ登頂を開始する。まずは、マイカー規制が行われている三本滝まで。
一応、県境まで2時間30分を切る、というマイルールを課してはいるが、加齢による劣化でたぶん無理だろうし、少々天気が悪くとも、乗鞍を走る、ということを盛大に楽しみたいと思う。なのでいきなり休暇村で撮影タイム。 ![]() ここから登山目的でバスに乗る観光客が大勢いた。
ただ、なんかポツポツ感じる。ポンチョは置いてきてしまっているので、できるだけ早めに出発したほうが良さそうだ。 ![]() ちなみに畳平は午後から雨らしい。 休暇村のゲートを抜けると、しばらくは森の中を往く。標高はだいたい1600くらい。
そうなんだ。このセクションは大してしんどさはない。クルクル回していれば、あっという間に三本滝である。 ![]() 1800m地帯に到達。 という訳で、その三本滝には7:24着。
ちなみに一番時間かかってる。今まではだいたい30分後半くらいだ。 ![]() 三本滝ゲート。 ここからエコーラインはマイカー規制となり、許可車両とタクシー、そしてシャトルバスだけが通るようになる。とりあえず、登頂に向けて一息つくのだが…… ![]() これは初めて見るやつ。
乗鞍高原トレイルの公式webサイトに詳細が記されている。MTBで林道を走るのも、案外楽しいのかもしれない。
それに妙ちゃんは現代に於いては化石レベルの26HE規格。走れないことはないんだけど何かとパーツが揃いづらい。 ![]() 初心者や初見は、まずはガイド同伴で走ることを勧められた。 世間話もそこそこに、7:28三本滝を出発。ところで、ゲートで警備していたおっちゃん曰く、
やっぱり登るのね…… まあ登る気マンマンなんだが。 ![]() 実際のところ、エルコスさんがよく走るのでウキウキな訳よ。 ここから位ヶ原山荘までの第2セクションは、概ね距離8キロで500ほどアップする。その最初の絶景ポイント、かもしかゲレンデを九十九折れで登っていく。このあたりの景色は一見の価値があるのだが、 ![]() 見下ろせないんだよ。この位置だと。
そこをクリアすると、次は滝ポイント。ただ、その手前でバスが離合をしくじってた。 ![]() 道が狭いのでこういうことに。
で、ここで一緒になってつっかえていたご同業とともに、時に追い抜き、時に追い抜かれながら。
で、摩利支天バス停には7:53着。 ![]() このバス停を見ると、心がざわつくんだ。 ここが全行程の中間点となり、ここまでの走行距離は10キロジャスト。 ![]() どうでもよいことだが、結構バスの本数がある。
摩利支天から冷泉小屋までは、全区間で最初の難所と呼ぶべきエグい区間で、アベレージで7.5もありやがる。 ![]() イン側がみるみるうちにエグくなる。
こういうのが幾度となく襲ってくるので、ここをどう攻略したものやら。
![]() 上板橋連合が泣きを入れた10パー区間。冷泉小屋の直下にある。 とりあえず、7:55摩利支天を出発。そしてエグい登りをおみまいされまくり、ほうほうの体で冷泉小屋へ。 ![]() 見えてきた。
8:18、冷泉小屋着。 ![]() キレイになりました。 数年前は廃墟に近かったが、再建プロジェクトによって新たな休憩ポイントになった。改築の最中であったが、宿泊もできるようだ。
さて、冷泉小屋からは5つのヘアピンを経て位ヶ原山荘に至る。標高は2350mに達し、これはおおむね渋峠やスバルライン五合目、そして大弛峠に匹敵する。 ![]() クライマックスに向けての中継地点。 それにしても、空を見上げると…… ![]() まっしろ。
ちなみに、位ヶ原山荘には8:33着。区間タイムはだいたい65分で、2年前より2分捲いた。
ちなみに、位ヶ原山荘といえばろんぐらいだぁす! 特需でおしるこがよく出るらしいが、今まで食べたことはない。 ![]() 眼がハートになるほどウマいらしい。
ちなみにコーヒーは帰りに戴くとして、残り5キロ、気合を入れていこう。 ![]() 残り350ほどか…… 位ヶ原山荘を8:37発。ちなみに、この時点で1時間53分が経過していることをエルコスさんが口にする。
一応、最後のセクションを37分で走り切れば2時間30分切り、ということになるが、もうどうやったってそんなに速くは走れない。そもそも、森林限界を迎えつつあるこの辺りの景色は、休憩とか抜きにして詣でたい。 ![]() あそこから登ってきた。
標高はさらに上がり、心なしか風が強くなったような気がする。そして、時折雲というか霧によって視界がゼロになることも。 ![]() 雲の流れが恐ろしく早い。
そんな中でも、脚を残したご同業はスイスイ登っていく。というかご同業がやたら多い。 ![]() 振り向けばだいたい同業者がいる状態。
森林限界を完全に超え、荒涼とした地帯に入り、残雪を脇に見ながら、ようやくラストヘアピンに到着。 ![]() ここまで来たら、あとは気合いだッ! ってなるポイント。
霧はさらに深くなり、しかし時折視界が晴れ、そんなのを繰り返している。最後の区間はおよそ2キロで130ほどアップする。この途中に夏でもスキーが楽しめる大雪渓があるのだが、
ちょっと息切れが酷くなった。今まで、こんなことなかったのだが。 ![]() 肩の小屋口バス停は、登山客とスキー客が混ざりまくり。 考えてみたら、ワタクシめも間もなく44歳だ。標高2600m付近でこんなことやってりゃ、そりゃぁ息も絶え絶えになる。
思えば、高地で酸素が薄くなったのを感じるのは、これが初めての経験かもしれない。あと、 ![]() 先が全然見えない。
![]() とりあえずこの先に進めばよいことは分かった。 実際のところ、頂上はすぐそこだった。視界がないというのは色々と恐ろしいものである。
![]() 2時間38分。2017年のタイムと同じくらい。 日本一うまい蕎麦9:21に県境を通過。意外なことに、この県境には峠の名前が冠されていない。
とはいえ、ここが自らの乗り物で到達できる日本最高所には違いない。いつも通り来訪証明の写真をバシバシ撮ったら、畳平のバスターミナルに急ごう。 ![]() 最も高いところにあるバス停。 県境からスカイライン交点までは若干の下り勾配だが、なんとなくブレーキの利きが悪い。
![]() 気を付けるとかそういうレベルを超越した。 そしてスカイライン交点。案の定ゲートで閉鎖されている。実際のところ脇ががら空きなので、検問破りは比較的容易。それに、昨年おみまいされた、あの桔梗ヶ原のハイマツ平原を堪能したi…… ![]() 通行止めとかそういう問題ではない。
おとなしく畳平バスターミナルへ。 ![]() もう何が何やら…… 銀嶺荘のお馴染みの看板で撮影を済ませ、撃墜マーク代わりにとお守りを購入し、
そして暖を求めてターミナルに入ると、 ![]() みんな寒いのでターミナルに籠るが、この日は7月16日(都内は38℃くらい)。
![]() ガムボール的なアレ(毎回言ってる)。 そうこうしているうちに、霧はさらに濃くなり、 ![]() ペーパードライバーなら絶対に運転しないレベル。
下山9:54、畳平を出発。 ![]() 畳平は、乗鞍スカイラインの起点でもある。 ブレーキの利きが甘くなっているので、リムの水分を飛ばしながら慎重に下る。あと、登頂時に撮り切れなかったスポットで写真撮影も済ませていく。
![]() これでミク全開にしなくてもよくなった。 ところで、今日は三連休の中日。訪れる人の数を表すかのように、シャトルバスは続行便を出しまくる。なんならアルピコじゃないバスもわんさかと。
![]() 会社がまちまちなのに注目。 ラストヘアピンまで下ると、天気は回復して晴れ間が見えるほどに。ここで写真撮影をしていると、ご同業が止めどなく登頂してくるのが見える。 ![]() ちょっとしたイベント状態。
2003年まで、この道は自転車通行禁止だった。あの頃、まさかこんなことになるとは露程も思わなかっただろう。 さて、このあとご同業で溢れかえった位ヶ原山荘でコーヒーをいただき、 ![]() あったまるわぁ〜 ご同業の登頂を見送りながら下山し、 ![]() これから畳平に向かう皆さん。 三本滝まで戻ってきた。 ![]() ここが楽園と現実の境界。
![]() この募金が乗鞍を持続可能にする。いわゆるSDGsだな。 ところで、ホイールを新調してから初めてのヒルクライムであったが、これが思いの外よく転がり、お陰で今回は、どこか身体を痛める、みたいなことはなく、とても快適に登頂することができた。
鈴蘭到着は11:00。ここまで降りてくるとさすがに暖かい。 ![]() 今日はずっと天気が悪そうだな…… さ、それじゃ風呂入って帰路に就くとしますか。 ![]() ステッカーに青色が追加されたので、今回はそれにした。 |