2012年版ガイドライン 実地踏査シリーズ スキー百本勝負 ほぼ月刊動画工房 ステキなダムn選 トップページ 用語辞典        リロード時刻:2025年04月06日(日)20時37分


317:乗り鉄してきたぜ~JR東日本パスに関する考察~



text&photo  by  ymr20xx@y-maru.com。





実はこういうこともやってたんだよ昔は。


私事だが、JR東日本パスをうっかりポチった





限定品という訳ではないが、けっこう需要があったらしい。



酔ってるときに限ってこのざまであるが、もう何年もやってない鉄道旅。2022年の鉄道事情を勉強するつもりで、ちょっとてっちゃんになってみよう。





6:14のときに乗る。






fig01:只見線に乗ってみようと思ったが……


西日暮里で改札を通し、上野で上越新幹線に乗り換える。自転車がメインの今となっては、新幹線に乗るときは東京駅からか、尾久から乗って大宮で乗り換えるかくらいの使い方しかしないので、上野から新幹線に乗るのはえらく久しぶりだ。

まずは始発のとき301号に乗車。これで浦佐まで行き、乗り換えて小出駅、そして只見線に乗り換える予定。





新潟は穏やかな天気。



只見線といえば、つい先日災害から復旧し、全線が運行再開となった路線である。これは是非とも乗っておきたい。





奥只見の玄関口。



浦佐着7:35。ここで上越線に乗り換えて小出駅に……  と思ったらトラブルが発生。磁気が飛んでるのか何かか、パスが自動改札機を通らなくなってしまった。

有人改札を通ればいいだけの話だが、窓口を通るのはたいていトラブった人なわけで、改札をなかなか抜けられず、うっかり乗る予定の列車に乗り損ねるところだった。





小出は2駅先。



奥只見・田子倉への玄関口である浦佐駅で7:43長岡行に乗り換えて、小出着が7:52。ここから只見線に乗り換えられるが、乗換案内の放送によると、次の只見線は13:12までなく、およそ5時間の待機を強いられる。

一旦、越後堀之内まで通り抜け、駅前のコンビニで作戦を練る。13時まで待つか、それとも行先を変更するか。仮に変更したとしても、今回の切符では東日本限定なので、直江津より西側には行けないし、青函トンネルを抜けることもできない。

結局、羽越本線を北上して秋田のほうに出てしまおうと考え、1727Mで長岡へ。そしてとき305号に乗り換えて新潟着が9:55。





高架化が進む新潟駅は人が溢れてた。



さて、今回の切符では特急に乗り放題だし、座席指定も4回まで取れるという。それならば、いなほの指定席を押さえてしまおうか。

……ところが、秋田まで運行するいなほは14:57の7号まで存在せず、10:56の3号と12:52の5号は酒田止まり。しかもどちらに乗っても、酒田乗り換えで秋田着が17:26。そこまで待つなら、もう小出まで戻って只見線に乗ったほうがマシだわな。





駅弁食べながら浦佐に逆戻り(ついでに打ち仕事も)。



思えば2003年に乗り放題切符で乗りつぶしをやったものだけど、あの時と比べて、何となく繋がりが悪くなったような気がする。時代なのだろう。





2003年3月当時の直江津駅。適当に待ってれば優等列車に乗れた。






fig02:秘境に山手線があった。


さて、何やかんやあって12:57小出着。既に乗り換え目的と思わしき鉄道マニアがにわかに騒ぎ出す。最初、只見線の車両にテンション上がったのかな、と思っていたのだが、





ラッシュアワー。









なんじゃこれ?






2両繋いでいたE120系が人で溢れていた。当然、座れず





山手線の車内では決してない。



全線開通の報を聞き、それなら試しに、と乗ってはみたものの、さすがに会津若松までの約4時間、ずっと経ちっぱなしはきっつい。ぶっちゃけ後半はしんどさしかなかった





ただ、この景色よ。



沿線の景色は秀逸だし、只見川沿いの渓谷美は一見の価値があるのだが。





あと、観光列車も走る。問題はこれが全席指定で、交通の用途を成さないことだ。



……とはいえ、運行再開は地元の悲願とのことで、停まる駅ごとに、地元の方の歓迎が激アツではあったが。





家族総出で手を振ってくれた。



会津若松に近づくにつれ、徐々に陽が暮れてきた。そろそろ今晩の宿を確保しようか……





もうすぐ開放される……






fig03:なんとかインチキできんのか?


さて、本日は2022年10月22日。コロナの騒動が多少マシになって、東日本パスで往来が活発になり、そして時を同じくして全国旅行支援が始まった。これらが全て揃ったとき、何が起きるかというと、







宿が取れない。






東北地方の主要駅周辺にある宿はほぼほぼ全滅であった。いっそ、久しぶりにSTBでもしてやるか、とも思ったけど、時勢的にやめておいたほうが良さそうだ。そうでなくとも、10月の東北地方は思いの外よく冷える



結局みんな行程が一緒なので、乗り換える列車も一緒。



で、会津若松で3242Mに乗り換え、一旦、郡山に出てしまう。

こうなりゃネットカフェで一晩明かすか?  などと考えたものの、クルマ社会が根付いた地方都市に於いて、むしろ駅前にネットカフェがあるほうが珍しいらしく、軒並み徒歩10分以上の場所を提示していた。







一旦、帰るか。






結局、18:36郡山着で適当に晩飯を済ませ、19:49発のやまびこ68号で一旦帰宅した次第。





結局、郡山までずっと立ちっぱなし。



2003年の当時は、まだ定期運行の寝台列車や夜行快速があったので、それらに乗って一晩明かす、という技が使えていたが、2022年現在ではそれらは皆無。このあたりも、乗り鉄旅がしにくくなったなぁ、と感じる要因かと。





2003年3月撮影。急行「能登」には何度もお世話になった。自由席とラウンジがあったので使い勝手良かったのだ。






fig04:これはエンターテイメントだ。


翌23日は、6:00上野駅スタート。といっても、指定券を取るためである。





全席指定でも、こういう裏技ができることもある。



今や特急券すら券売機で買える時代、みるみるうちにみどりの窓口が無人化されていくが、東日本パスで指定を取る際には有人窓口でないといけないという制約がある。……その前に手持ちの切符は磁気エラー起こしてるのだが。

とりあえず今日は、青森まで北上してのっけ丼でも食べて帰ってこようと思う。なので6:38発のはやぶさ1号を押さえる。むろん、立席だが。





あっという間に仙台通過。



昨日の只見線乗車と同じ時間で、本州最北端の県までワープできるのは素晴らしいが、どうも今日も修行っぽいなこりゃ。





一応、盛岡から先は空いている席に座ることはできる。



で、9:54新青森着。5分くらい遅れたみたいで、9:58青森行の各駅停車が接続待ちをしていた。





地形的に仕方のないことだが、この乗り換えはやはり不便だと思う。



それに乗って一駅進み、10:07青森駅着。新駅舎が完成してから、初めて訪れた。





すっかり綺麗になって……



そして、徒歩5分くらいのところにある青森魚菜センターへ。





地元の地名でいうと、古川にある。



のっけ丼といえば、釧路・和商市場の勝手丼をイメージするのが分かりやすい。丼飯を購入して、好きな具材を自由に乗せてマイ丼を造るのである。和商のそれと異なるのは、のっけ丼はチケット制ということだ。





How to play。



10枚券で2000円。大盛り丼飯で2枚、味噌汁で1枚使うが、ぶっちゃけ7枚あれば充分盛れる





余談だが、総菜を乗っけても良いとのこと。



そういえば以前にも述べたが、このテの丼はエンターテイメントだと思う。極論を言えば板前さんの目利きで丼を作ってもらったほうが圧倒的においしい筈。それでもなおのっけ丼を求めて人々が並ぶのは、







カスタマイズ欲をくすぐる






からじゃないのかなぁ。……と、食べながら思った。ちなみにワタクシめもカスタマイズ欲をくすぐられるタイプ





くすぐられた結果。






fig05:もうついでに牛たんも食べておこう。


まちなか温泉で温まっておき、11:22青森発3624Mで新青森。次いで11:52新青森発のはやぶさ22号で盛岡を目指す。





新青森名物、りんごジュースの自販機(商品が微妙に違う)。



帰りの指定を受けようと思ったら、みどりの窓口が大渋滞。11:52に間に合わない恐れしかなかったので、とりあえず指定を取らずに乗れる限界の盛岡まで、立席で行ってしまおう。





今日も立ちながら打ち仕事ですよ。



青森市街は雨がぱらつく空模様であったが、盛岡はカラリと晴れていた。12:45盛岡着。





みんな大好き、はやこま連結。



今日はもう帰るだけなので、盛岡始発のやまびこで帰ろうと思う。恐らくやまびこなら席は空いているだろう。

だが、ここでちょっと悪だくみを思いついた。仙台からなら、常磐線経由でひたちが使えるではないか。試しに聞いてみたら、席はあるとのこと。

おまけに、13:17盛岡発の臨時はやぶさにも、まだ空席があるらしい。これに乗って仙台に早着して牛たんも堪能するか。





取れてしまった……



……そして13:56、仙台着。





東北最大の都市は今日もにぎやか。



東京・品川行のひたち26号であるが、出発は16:06。およそ2時間の滞在だが、牛たんを楽しむには充分だ。





もっと時間があれば街ブラするんだけど、今回は駅ナカで。



そして、なんやかんや時間を潰し、E657の入線を待つ。





新幹線はあれど、やはり常磐線特急は特別なのだ。



東日本大震災前には、首都圏から仙台に至るひたちが3.5往復くらいあった(下り1本はいわき始発なので)。震災で鉄路が寸断され、やがて復興し、そして仙台直行便が復活して現在に至るが、震災がなければ少々事情が変わっていた。

震災前には、ひたちはいわき止まりとし、いわき以北は新設する特急列車を、当時余剰だったE653で運行するという計画があったことが、2010年のプレスリリースで示されていた。時の運とは面白いもんである。





遠い場所で馴染みの地名を見ると、どこか安心するよね。



さて、窓側席に乗りながら、ちょっと考察をしてみようと思うが、とりあえず言えることは全席指定の列車多すぎだろ!?

どのルートを使うか、という問題はあるが、首都圏発着をする新幹線や在来線特急の多くが、全席指定となっている。在来線だと「ひたち・ときわ」「あずさ・かいじ」「踊り子」、新幹線だと「はやぶさ」「こまち」「つばさ」が該当するが、これだと、座席指定してなくても多少並べば座れる可能性がある自由席があるのは、







長野と新潟と千葉くらいだよな?










結局、首都圏の出入りだけで権利を2つ失うのだ。



つまり、行き当たりばったりで列車に乗り続けるような旅のスタイルは致命的にやりにくくなった。数か月前から目的地を決めて、宿と切符を運頼みで押さえ、スケジュール通りに旅程をこなす旅行をするしかない、と。

なんとなく、鉄道メインの旅はもうできないかな、という感想を抱きながら、20:36上野着。余談だが、仙台から乗ったこのひたちの車内が、一番しっくりきていたことを記しておく。





まあなんだかんだ言ったところで、楽しかったのは事実。












TITLE:てっちゃんを引退します。
UPDATE:2022/11/06
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