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310:朝霧強化合宿6〜エルコスさんちょこっと電脳化〜



text&photo  by  ymr20xx@y-maru.com。今回は上板橋連合とセッションです。



本日のルート (powered by Ride With GPS)






むしろ今まで導入していなかった件


私事ではあるが、この度、サイコンを新しくした





BrytonのRider320ってモデル。






「ようやっと、GPSトラッキングが実装されました」
「それにしても、なぜ今まで手を出さなかったのですか?」


今までの経験上、サイコンと灯火類はキャットアイ以外の製品の耐久性が低かったということで、他メーカーの製品にまったく食指が動かなかったのだ。そんなことしているうちに、気が付くとアチコチ周囲の流行はガーミンを始めとする、GPSのトラッキング機能を持ったサイコンが台頭してきた。




「あと、あのガーミンの動作音がマウント取ってくる」
「天邪鬼ですかwww」


ところが、時代の変化とともに、製品の耐久性も向上してきたらしく、その上価格まで下がってきて、現行で使っているV3nの購入価格か、それ以下の商品も出てくる始末。





確か当時2万くらいだったと思う。






「それに、GPSの精度も向上していますし、外付けのセンサーも導入すれば……」
「もはや技術的優位性はなくなったか」


そしてトドメは、renas先生が5年ぶりに動画作ったこと。その中にreliveによるルート紹介シーンがあって、





やべぇ何これカッコイイ!






「ちょっと教えれ」
「brytonを買いなさい。話はそれからだ」


こうした紆余曲折を経て、rider320を導入したわけである。





速攻で買いに行った。






こいつ……  動くぞッ!(普通)


renas先生曰く、充電すりゃぁスグ使える、というとおり、とりあえずUSBで充電して電源入れて初期設定ポチポチやったら





めんどくさい設定は一切してません。









ホントに動き出した。






もっとも、細かい設定をいくつか行ったほうがより一層使い勝手がよくなるが、それらはBluetooth接続したスマホで行う

このあたりはホント便利になったよな、と思う。おかげで、欲しい情報だけを画面に出しておき、その他の情報は画面切り替えで出せるようにすることで、だいぶ好みの仕様になった。





とりあえずこのあたりがあれば満足である。






「斜度と標高の計測ができるようになりました!」
「より行程の計画が立てやすくなったな」


また、駆動時間であるが、このモデルの場合、メーカー公表値で35時間だという。ワンデイライドでは充分持つし、仮に1日12時間の行程だとしても、ギリギリ3日持つか持たないか、といった感じ。




「ログデータを取り出す際に充電もするわけですから、事実上電源問題はクリアです」
「その発想がなかったんだよなぁ」


あとは、GPSの精度であるとかそういった類のチェックなのだが、丁度いいタイミングで、上板橋連合の合宿と称した呑み会がスバルラインで開かれるという。




「必ず飲酒はセットでやってくると言っていた」
「もはや自転車は二の次になってませんか?」






むしろ飲酒のほうが優先順位高い。






上板橋連合の心のオアシス


8:20、富士北麓公園を出発。





8:00ゲートオープンだが、ちょい早めに入ることができた。



この時期柄、スバルラインはマイカー規制を敷いており、時折バスが通るくらいで交通の往来は少なく、道幅をワイドに使って登っていける。





自転車で料金所潜れるのは、ここか桜島フェリーくらいのもん。



料金所で200円払って、序盤の7%区間に突入するが、スバルラインを愛して止まないkazは、物凄く軽やかに前に出ていく。こちらも追走はするが、差が広がることはないが縮まりもしない




「乗れてますね、kazさん」
「今日はkazの日だ」


1合目下でトイレに立ち寄るスキに、kazは先行していく。そして、nsjさんと合流するのだけど、そのnsjさん、







脚がキてるらしい。










こんなハズでは……?






「力むとピキピキするわ」
「ま、休み休み行きましょう」


ここからはnsjさんにペースを合わせて登る。人によっては自分のペースを乱されるとストレスが溜まることもあるそうで、実際に自分もそうだった。乗り初めの頃は




「TDC出てた時、先導員とペースが合わなくてキツかったんだよ」
「高負荷時だと、その傾向が出ますよね」


今となっては、スキルもそうだが他の遊び方ができるようになったので、ストレスを感じるほどではなくなった。たとえば、車間を一定に保つ走り方をしてみたり、インターバルで加速してみたり。




「マスタングなんかも、その一つだよね」
「確かに」






余談だが、「のりりん」以外の自転車メディアでマスタング方式って記述見たことないんだがwww



そんなこんなで、10:10樹海台駐車場着。先行していたkazと合流。





ここからの絶景。



ここは鳴沢村方面を見下ろす展望が素晴らしく、また、遠くに河口湖が拝める、なかなか良質な休憩スポットである。強いていうなら、売店のような購買設備がないので、補給ができない、という点か。




「この先、4合目下に大沢休憩所があります。水分は大丈夫ですか?」
「抜かりはない。充分持つだろう」






そしてこれから向かう、近くて遠い場所。



余談だが、ここ最近の酷暑を警戒し、珍しくボトルの片方をスポドリと水のハーフアンドハーフにしてみた。熱中症対策にもなるのだが、血中濃度の上昇を抑えてくれるしミネラルの補給にも役立つ。




「まあ、ただ、うっかり頭からぶっかけないかどうかだけが心配なんだが」
「わたしもイヤですよ!?  ベタベタするじゃないですか!」


樹海台を出発して、3合目のあたりまでは再びkaz先行。ワタクシめとnsjさんはのんびりと登坂。





途中、資料映像も撮っていく。



相変わらず、こむら返りという時限爆弾を抱えつつクランクを回しているが、nsjさんの場合、イーブンペースを長時間維持できるというスキルを持っているので、仮に巡航速度が遅くとも、途中で力尽きるというのが極めて低い。……のだが、




「うーん、キてる」
「停まります?」






脹脛もそうだし、前腿もだいぶキてるらしい。



今日に限って言えば、脚の攣りが収まらないのだという。場合に依ってはDNFも考え出しているとのこと。




「1キロごとに休憩してもいいんじゃないですかね?」
「そうだねー」


幸い、スバルラインには1キロごとにキロポストが建てられているので、それ毎にストレッチ休憩しながら進めばいい。こうして、3合目には10:46着。





本日絶好調のkazが待ってた。



この3合目の標高は、看板によると1786mとのことらしい。ここで、GPS計測の標高を確かめてみる。すると、





ちなみに誤差率はε=|M-T|/T×100で算出。






「1747だった」
「2.2%誤差率ですね」


まあ、それくらいなら全然OKだろう。ところで、他二人のサイコンはというと、





kazはtrimmのサイコンを使用。安かったらしい。






「1844?」
「3.2%ですね」






nsjさんのはGARMIN。メルカリで買ったら盗品の疑いがあったらしく事情聴取受けたそうだ。






「1780。これが一番近いな」
「お値段が高いと、精度も良いのでしょうか?」


まあ、看板に書かれている標高もどこまで正確かは不明なので、とりあえず目安が分かる程度で大丈夫だろう。結論として、GPSの精度ヤヴァイ





気が付くと霧の中にいた。



このあと、大沢に着いたのが11:35。この時点で周囲はガスりまくって展望も何もあったもんじゃなくなったが、そこから少し登り、だいたい22キロ地点周辺で、雲が一気に晴れた。





雲海の上に立つ。






「すげぇ雲海が広がってる……」
「写真撮っていきましょう!」


スバルラインに限らず、トップ標高が2000を超えるパスハント全般に言えることだが、森林限界を超えてくると展望がよくなり、そしてテンションも上がる。ようやく身体も温まってきたようで、クルクル脚がよく回る。





同じく乗れてるkazについていく。



奥庭駐車場から続く緩斜面を駆け上がると、13:15、富士山5合目に到着。





ここが我々の「近くて遠い場所」だッ!






「ちょっと時間かけすぎましたね」
「5時間か……  こんなこと、乗鞍の時もあったな」






魂が引っこ抜けた面々。






reliveにアップロードするまでと、したあと。






曰く、このメロンパンは完踏した者のみが食べられるという。



それで、メロンパン食べて下山した後、GPSトラッキングデータの吸出しにかかる。これらの作業もスマホ一つでできるので、ある意味手軽と言えば手軽。





そしてBluetoothで繋がってるので、設定が反映されるのが早い。



ただ、実走データを抜き出して、いつも使ってるride with GPSにインポートしようとしたら、実走データの抜き出し方が分からない




「PCに直接差してみてはいかがでしょうか?」
「そうか、パソコンで操作してもいいんだったな」


マイクロUSB規格のインタフェースが備わっていた。通常はこれで充電を行うが、PCと接続すればストレージとして機能する。そこからfitファイルを抜き出して、ride with GPSのサイト開いてインポートすると、無事にルートマップが出来上がった。




「これでこちらが求めている作業はすべて網羅されましたね」
「あとはreliveでルートマップ動画の生成だけだ」


これもスマホでできる。……のだが、ここでとんでもない落とし穴が。




「とりあえず、仮の名前を入れておいて……」
「あとでゆっくり編集しましょう」






reliveへの転送はできた。のだが……



結果、動画は出来上がった。ぐりんぐりんと動きまわる、3Dの動画が。







編集ができなくなった。









「はあぁぁっ!?」
「しょ、少々お待ちください。調べてみます!」


そしてわかったことは、無償版だと編集ができないという事実。有償版だと編集はできるが、1年間で4500円ほどになるようだ。

なお、これを裏付けるためにrenas先生にも聞いてみたところ、





漢は黙って金閣寺、とでも言いたげな回答。



……という、極めて分かりやすい答えが返ってきた。

とはいえ、サイコンが多機能になった恩恵は大きいし、GPSもそう簡単には途切れず、全行程をきっちりとトラッキングできていたので、これは有効活用しない手はないな、というのが最終的な感想である。

最後に、renas先生から、スピードセンサーも買っておけ、という有り難い教えを請うた。まあ、確かにその通りだわ。





もちろん速攻でポチる。












TITLE:スバルラインでシェイクダウン
UPDATE:2022/08/03
URL:http://y-maru.sakura.ne.jp/310_subaru/subaru.html