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本日のルート (powered by Ride With GPS) おことわり。当コンテンツのタイトルは「ごちうさライド」ですが、koi:著の日本の4コマ漫画作品「ご注文はうさぎですか?」 に関する内容は
![]() まあ、つまり、こういうことですね。 それではイントロどうぞ。
時は3月末、というか4月最初の週末。年々、桜の開花と散り始めが早まりつつある昨今だが、一年通して、このほんの僅かな時期、それはそれは見事な景色を見せてくれる場所がある。 ![]() つまりこういうことだ(2018年撮影。映ってるのはrenas先生)。 昨今の情勢が本格化する2年前のちょうどこの時期が最後の来訪であったが、やはり春の訪れは、あそこで感じたいのだよ。
![]() シンギュラリティ(Hey!) 海士有木まではダイジェストで。7:30、荒サイ堀切駅付近通過。 ![]() renas先生とのランデブー・ポイント。
7:43、平井大橋通過。 ![]() PLフィルター装着してます。
8:05、市川橋通過。 ![]() ここが旅の始まりさ。
8:18、真間川通過。 ![]() 地元の桜の名所らしい。
9:10、稲毛市街通過。 ![]() ガラッと変わるんだ雰囲気が。
10:09、市原市境通過。 ![]() 千葉には反対から読んでも同じ市になる自治体が2つある。
10:29、五井駅通過。 ![]() あの旧国鉄車両は、多大な収支を叩き出している。
10:44、養老川右岸部通過。 ![]() こういうマイナーなスポットでのんびりしたいな(後述)。
そして10:53、海士有木駅着。 ![]() もしかしたらここから東京直通便が出てたかもしれない。 黄色と桜色の競演2017年に登録有形文化財に指定された、歴史ある木造駅舎が出迎えてくれた。 ![]() 屋根は完治したらしい。
今年は桜の一本樹が見事な華を咲かせていた。どうやら、このあたりの菜の花は刈り取られてしまったよう。 ![]() 海士有木の一本桜。
海土有木駅は、千葉市街のベッドタウンとなって久しい。また、至近には山倉ダムなどの観光スポットもあり、鉄路で訪れても楽しめる。 ![]() チッパくん。
それでは先を急ごう。R297を南下して、上総牛久へ。 ![]() そろそろ春の息吹を感じ始める。 上総牛久で補給食を仕込んでから、県道81にドロップインする。以前はこのあたりで補給しないと、終盤まで補給できる箇所がなくなる、ということがあったのだが、
県道81は相変わらずのアップダウン区間。ようやく房総半島の里山区間が気合を入れ始めた。 ![]() この区間は本当にオススメなのさ。 ひとつめの丘越え、圏央道下を潜る登り区間を越えると、高滝湖に至る。ここの湖岸沿いの桜並木は、隠れた穴場スポットである。
これについては後述するとして、まずはおっさんとチタンフレーム、春の息吹を楽しもうではないか。 ![]() 観光客も多くないので、この辺りはマジでオススメです。 このあと、高滝ダムを経由してR297に戻る。途中、小湊鐵道の踏切を渡るが、
![]() 平日なんかはキハ単なんだぜ。 この日は3両繋いでいた。やはりこの時期、花見目当ての観光客も多いのだろう。 その読みは的中し、12:15到着の里見駅では、 ![]() 内も外もこんな感じだよ。
やはり人間は正直である。バーチャルだのオンラインだの並べたところで、リアルには敵わない。 ![]() 大賑わい。 駅舎周辺はすごい人の入りで、とてもエルコスさん転がして写真を撮る雰囲気ではなかったが、駅の北側にある踏切周辺が、やはりいい感じで花が咲いていて人気が少なめ。
![]() 駐車場経由で。こっちのほうが人少なくてオススメかも。 エルコスさんを被写体にしてパシャパシャ写真を収めつつ、ちら、と時計を見ると時刻は12:25。例年のペースと照らし合わせると、ちょっと遅れているようだ。 ![]() 菜の花だってバッチリさ! 適当なところで撮影を終えて、飯給の駅を目指そう。 撮り鉄とラビットハウスの共演![]() 飯給の交差点。 さて、飯給駅が近づいてくる。
![]() これのでかい版はこちらからどうぞ(ただし約2メガあります)。 そこには、飯給の名の由来が記されていた。読むと、壬申の乱があった頃の歴史が記されていた。大友皇子が戦乱に敗れ、房総のこの地に敗走した際、現地の村人から手厚くもてなされたことから、飯を給うという語を採り、飯給と名付けられた、とのことだ。 「いたぶ」と呼ばれる前は、「いいたも」と呼ばれていたという。これは、先述の伝承が由来となっている。
![]() めだたんぼー? 漢は黙ってツールカン。 その後、飯給の由緒からわずかな距離で、飯給駅着。
2年前とかこんな感じだったっけ? 私は過去の記憶を呼び起こしてみる。ついでに、エルコスさんにも同じことを依頼。 そして判明した事実。それは…… ![]() 敢えて画像を加工してますが、奥のほうに注目。
人が多いのだ。しかも、神社前の田圃周辺に、ずらりと。 ![]() もうあちこちで撮影大会が繰り広げられてた。 世界一大きいトイレなど、観光地としての要素をいくつか含んでいるので、仕方ないとは思う。だが、我々にとって飯給駅というのは、里山区間に人知れず存在する、静かな小駅だったはず。
過去の記憶と合致し、思わず溜息が出た。 ![]() 2015年当時の飯給駅。 かつて、穴場であった場所は、今では観光地化されていた。俗物化した、とまでは言わないが、なんだかのんびりしにくい雰囲気となっていたのが衝撃的だった。特に、三脚立てたガチ撮り鉄勢なぞ、下手に振舞えば何されるかわからんし。
私もエルコスさんも、何となく気付いていた。ここは居るべき場所じゃないな、と。 ![]() みんなの駅だから、我儘は厳禁だよね…… とりあえず、お座成りに写真撮影を済ませ、ダメもとだが月崎駅に行ってみるか、となったとき、徐にエルコスさんが声を上げる。
![]() キッチンカーが出てたことで、予想外の事態に。
![]() ラビ●トハウスの珈琲ですよー(広義で)。
![]() なお、豆はオリジナルブレンドの飯給珈琲。千葉県市原市飯給863、Tel:090-2555-8816。桜の時期は電話予約必須だそう。 少し元気が出た。時代の変化とともに思い入れの場所が変わるのも仕方のないこと、と悟りながら、ここだけは一生変わらないんじゃね? でお馴染みのグンマーロード区間へ。 ![]() 第四種踏切もまだまだ健在。 房総半島に多く存在する素掘りトンネルのうち、この区間のトンネルのいくつかは、地元の観光ポイントとして名を馳せている。
![]() 五角形の断面になっているのは、脆弱な地盤に対応した結果なのだそうだ。 そんなトンネル群を抜けて、月崎駅に着いたのが13:11。
![]() 大繁盛だったが、こちらは撮り鉄勢少なめで割とのんびりできた。 里山の本気とサイバーパンクの共演さて、月崎ではある決断を迫られる。久留里を経由して金谷に至る通称船エンドか、安房鴨川に至る長久エンドかだ。 言うなれば、内房か外房の選択になる。チョイスの比率的にはトントンで、今まではなんとなく気分で決めていたフシがあるのだが、
という訳で、県道32、県道81を経て、養老渓谷方面へ進む。 ![]() 上総大久保までの区間で踏切を渡るが、この辺りも隠れスポットなんだよな。 その途中、臨時駐車場があって、突然人が湧いてきて、ふと右を向いたら、 ![]() そりゃメガネの大佐だってそう言うさ、ってレベル。
ちょっと興味が湧いたので、寄り道してみよう。 どうやら、ここは石神菜の花畑というスポットらしい、ということが分かった。おだやかで牧歌的な風景が広がり、小湊鐵道と菜の花の共演が楽しめる場所だという。……のだが、
![]() おっさんとチタンフレームの意見が一致した。 言い得て妙である。せっかくなので、エルコスさんを被写体に、何枚か撮っておこう。 ![]() 大山祇命を祀る神社があった。山の神様だ。 そのあと、養老渓谷駅には13:45着。駅前では、ちょうど地元のお祭りが催されていた。 ![]() 養老渓谷の日2022というお祭りでした。
![]() 「落とすなよ」と言われた、極めて高難度のジェラート。 養老渓谷の駅から、レンタサイクルで観光ができるようになっている。このあたりはアップダウンが激しいが、自転車で周遊するのは楽しいだろう。特に秋のシーズン、粟又の滝あたりまで往復するくらいなら、さほど難易度も高くない。
![]() クラシックルートの入口。 という訳で、老川交差点へ。R465、県道81、県道178の交点である。 ![]() ……そのすぐ脇にある現道の交差点。粟又の滝まで観光バスが入りやすくなった。
この交点付近を起点とする県道178旧道区間は、かつてTDC参加者を絶望の淵に叩き落とした伝説の激坂区間。renas先生はその見た目のインパクトから、ドギャァァァン坂と名付けた。 ![]() 安定の激坂。
で、登った。割とあっさり。 ![]() まあ、慣れと熟練度だな(交差する道路が県道178現道)。
で、登り切ったところで、これからのルートを再考する。このまま直進すれば外房の鴨川方面に至るのだけれど、
結局、今登ったばかりのドギャァァァンを下山。老川交差点を左折して、亀山湖方面に針路を変える。 ![]() このあたりの3ケタは、だいたいこんな感じの道。 少しずつ道幅が狭くなり、併せて良い感じの里山風景が広がり、そして ![]() しばらく9%が続くようだ。
ずっしりとくる登り勾配と、稼いだ標高を吐き出す下り勾配が断続して現れる。割と脚を使わされる区間となった。
ゲンナリしているうちに県道81交点を通過。蔵玉トンネルを抜けて、亀山湖まで一本道だ。 ![]() 上総牛久から続く県道81号は、ここを左折して天津まで至る。 その蔵玉トンネルであるが、工事中らしく、信号で交互通行になっていた。 ![]() 蔵玉トンネル。
やがて信号が青に変わり、トンネルにドロップイン。 ![]() なんかサイバー青い!(語彙力)
トンネル内部が青色LEDで照らされ、壁面の模様もあって異世界のような雰囲気に。 どうやら、トンネル内の簡易照明のようだけれど、突然現れた光景には面食らった。トンネルを出てから分かったのだが、トンネルを拡幅する工事の最中、往来を閉鎖させないように仮囲いを施して往来を通し、仮囲いの外側で工事を継続する、という運用をしているようだった。 ![]() これによって、二車線が確保されたトンネルになるらしい(あと、入る前からちょっと青い)。 恐らく工事が完了すればこのサイバー空間も見納めとなるだろう。良いタイミングだった。 蔵玉トンネルからはずっと下り勾配。やがて、橋をいくつか渡るが、川面で船を浮かべる光景が見えるようになると、そこが亀山湖である。 ![]() 釣りやSUPなんかで訪れる人が多いのだそう。 房総半島有数の景勝地でもあるこの湖だが、久留里線の終着駅があったはず。
![]() もしかしたら上総中野を経て大原まで繋がってたかもしれない駅。 14:44、上総亀山駅着。駅前はひっそりとしているが、古き良き時代の街角の風景を残している。駅前には、見事な花を咲かせた桜の樹が。
![]() 上総亀山の双子桜。 一日に9本の発着があるこの駅、地元客の利用のほかに、観光客の需要もあるようだ。ただ、次の便は17時台で、列車を拝むことはできなさそう。 そもそも、船エンドを選択した以上、これから内房側に抜けなければならない。見ると、R410、R465と乗り継いで上総湊に至るのが最短距離のようだが。
![]() 余談だが、ここから輪行エンドも頭をよぎった(未遂に終わった)。 日没とロバート・マイルズの共演さて、一口に「R410、R465と乗り継いで」といっても、その難易度は悪魔城ドラキュラの死神レベルで高い。 ![]() この脇道みたいなほうを往く。
この脇道が、両国道の供用区間だという。半信半疑で進んでいくと。 ![]() しっかりおにぎりが掲げられてる。
緩めの登り勾配でR410の久留里方面現道を跨ぎ、房総半島名物の素掘りトンネルをいくつか潜り、鍛冶屋商店の交点を左折。 ![]() 反対方向からだと、標識が完備されててわかりやすい。
ただ、このあたりの道は初見という訳でなく、自転車だったりオートバイだったりクルマだったりで何度も通ってはいた。その当時の記憶がすっかり飛んでしまった訳だが。 なので、房総スカイラインを潜るまでの区間も、「なんとなく登り勾配かなー?」くらいの記憶で走っていたが、トンネル直前でいきなり勾配がハネ上がる。 ![]() 桜にダマされちゃいけない。
15:28、大岩トンネル着。 ![]() この上を房総スカイラインが交差。房総はこういった地形がかなり多い。 過去の記憶が確かなら、目立つ登りはここまでで、あとはせいぜい登り返しがちょっとあるだけだったはず。
![]() ここを左折。直進すると南房総まで運ばれる。 トンネルを抜けて下っていき、R465とR410が分岐する交点まで来た。このあたりは見覚えがある。確か2015年に訪れたとき、この近くに直売所があったはず。小腹も空いていたので、ちょっと休憩していこうか。
![]() 自然休養村管理センター。 直売所、こと自然休養村管理センターで、ストックしておいたジャムパンを頬張る。ここには自販機やトイレ、水道があるので、近隣で休憩を取りたいときには有り難いポイントである。
![]() かつて、「とびきり美味しいスイーツ」と称し、薄皮あんぱんと羊羹を出したミニベロ女子がいたな。 さて、現在の時刻は15:37。食べ終わって即出発して、金谷には何時に着くだろうか?
頑張って早着すれば、フェリーターミナルに隣接している回転寿司屋で地物の魚を楽しんでもいいだろう。いよいよ、フィニッシュの算段を立てる時期に来た。 ![]() それでは海を目指して。 早々に補給を終えて、R465を海へ向けて下り始める。 途中、房総スカイラインの終端である東粟倉交差点を経由することとなるが、その手前でショートカットできる箇所がある。 ![]() もちろん案内看板なんて気の利いたものはない。
集落を抜けてR465に復帰。左折すると、思い出したかのような登り区間。そして下りに転じると、桜のトンネルが。 ![]() 言うまでもないが、桜の数だけ名所があるのだよ。
天羽の地名が見えてくると、内房の海原が想起できる。そして、交通量が増え、道が軽く渋滞し始めると、そこが上総湊の交点。R127との分岐点でもある。 ![]() たいていのクルマは都心方面への帰還組。 この交通量の多さは、房総の主要道路と土休日が絡み合ったときに顕著となる。館山道が整備されて久しいが、このあたりは休日にだいたい渋滞する。
![]() ようやく海が見えた。 暖簾が下がった梅乃屋を通過すると、金谷港フェリーターミナルまでは残り5キロ程度、といったところか。 ![]() 竹岡駅前で残り4キロ……
すかさずエルコスさんが反論する。「いいえ、childrenですっ!」……と。 ![]() 富津金谷インター交点を過ぎた先、最後のトンネルが。 そして、大日トンネルを抜けた先に―――― ![]() 明らかに岸壁寄りにゆっくり動いてやがる。
![]() このあと、乗るかどうか尋ねられた(この時点では1本見逃すつもりだった)。 調べている間に、金谷港着。時刻は16:51で、10分まくった計算になる。そして、次便はというと……
ちなみにそれを逃すと、次が18:25、そして19:20が最終となる。既に太陽は西の空に沈みつつあり、気温は一気に低下。そして悟った。
17:20出航とはいうが、船と飛行機は鉄道と違って飛び乗りゃいいって問題でもない。これより早い時間に乗船していないと置いてかれてしまう。 ![]() あくまでも、船が動き出す時間、という意味(抜錨したりブリッジ外したり車両固縛したりする時間ではない)。
日没の寒さは堪えるのだよ。 ただ、あまりにも悔しかったので、普段では絶対にキめないノンアルコールビールに手を出す始末。 ![]() 余程、飢えてたんだな……
これにて本日の出撃は終了。走行距離は実走値で147キロだった。 ![]() そして、陽が落ちると本気で寒くなった。 |