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286:さいさきもうで2021



text&photo  by  ymr20xx@y-maru.com。






本日のルート (powered by ルートラボ)




要するにアーリーはつもうで


2020年2月くらいから密かに盛り上がり始め、年末になってもまだまだ全然沈静化の兆しがない新型コロナウィルス。これのせいで2020シーズンは散々であった訳だが、なんとか来年こそは、今までと同じ水準にまで出撃回数を増やしたいところだ。

そのためにも、厄払いをキッチリ施しt……




「ですが、割と密な空間ですよね、参拝待ちの行列って」
「なんてこったい!?」






例年、こんな感じで並ぶ(2019年のはつもうでより)。



現時点では、ふつうに初詣は行われるようだ。しかし、例年元旦にはまあまあ混雑する。地元民はともかく、コミケの4日目と揶揄されるほど市外の参詣客が多い鷲宮神社とあっては、下手すりゃ







1時間以上待たされる。









「今年はやめにするかなぁ?」
「あ、一つだけいい方法がありますよ?」


そんな訳で、エルコスさんが提示した方法。それが幸先詣というやつである。

幸先よく新年を迎えられるよう年明け前に参詣することを指すのだが、どうやらこの騒動に乗じて生まれた文化であるとか。




「そもそも初詣自体が割と新しい文化で、参拝の形式は無限にあるようです」
「つまり、年明け前の参拝もアリ、ってことか」


まあ、エルコスさんにとっては、走れる理由さえあればなんだってよい訳だ。2020年の走り納めも兼ねて、いつもの鷲宮神社に足を運んでみた。





いつも通りの道を北上する。






今年初で最後のエノモトを兼ねる。


さて、毎年毎年お馴染みの鷲宮神社であり、もはやルート開拓は飽和状態になっている。

往路はいつも通り、旧4号を北上し、幸手まで。





こういった史跡なんかを目にしながら。



なんだかんだ言って、鷲宮へ行くには最早これ一択である。脇道に逸れても、住宅街を抜けるケースが多く、あまり面白くない。




「ここはリエゾン区間みたいなもんだ」
「うーん……  ちょっと勉強しておきます」


エルコスさんは言うが、走破時間と撮れ高とを天秤にかけたとき、結論は一択になるのではないかな、と思ってしまう。





保木間は直進。バイパスは自転車の走る道じゃない。



ちなみにこの旧道ルート、越谷・保木間でR4バイパスを潜り、春日部の市街地でR16と交わる。春日部といえば野原先輩の本拠地である。





見せたい番組と見せたくない番組の両部門で天下を取った先輩。






「先輩も、賛否が分かれますよね」
「デキる逸材ってのは、万人受けしないくらいのがイイのかもな」


そして、幸手にはみんな大好きテーマパーク、ジョイフル本田がある。




「……テーマパーク?」
「ワクワクするだろ?」


ワクワクする、という意味では、ジョイフル本田==ディズニーランド、ということでいいのではないかと思う。いやマジで。




「ちょっとマスク買ってくる」
「珍しい、……というか、持ってきてなかったのですね」






幸手は奥州街道6番目の宿場町でもある(そして去年も同じ話をした)。



ここで幾許かの補給をして、ふたたび鷲宮への道を歩む。といっても、幸手市街から県道153に入り、県道3を右折するだけなのだが。




「ここも定番になってきたなぁ」
「長く続けていると、そういう道も増えますから」






埼玉県道3号は交通量が多い(そして路面が悪い)。



県道3号を右折し、久喜のロジャース先の陸橋を渡るかどうしようか迷うが、




「判ってるよ」
「やめて下さいよ。まるで尻に敷いているみたいじゃないですか」


なら嬉しそうに言うなしwww





この陸橋は、東武伊勢崎線を跨ぐ目的で設けられている。



さて、10:20鷲宮神社着。いつもの定点で撮影…… と思ったら、なんか違和感が。





撮りはしたものの……(例年ではありえない状況に注目)






「ああ、クルマが通ってるんだ」
「元旦は、ここは車両通行止めになってましたからね」


クルマの切れ目を狙って、パチリ。これも俗にいう新しい様式ってヤツか。

それでは参拝であるが、お守りのお焚き上げもお願いする。一年間の御利益に感謝し、お役御免としよう。





エルコスさんは、憑かれている(守護神的な意味で)。






「佐多岬と自転車神社の神様も、一緒に任を解くか」
「お疲れ様でした。そして、ありがとうございました」






そして今年の神様が憑依した(同じ色のお守りしかなかった)。



幸先詣のことに触れておくと、確かに混雑を避けることができて、ゆっくり参拝することができるのはメリットだろう。しかし……




「盛り上がりに欠ける」
「元旦特有の、あのハレの日の感じはないですね」


昨今の情勢で、リモートだのバーチャルだのが持て囃されているが、やはりライブ感、そしてリアルさは話にならない訳で。





ちょっとだけ、さびしいかな?






「ですが、これが新しい様しk……」
「まっぴら御免だね。そんなまがいもん」


まあ、炎上覚悟で言うが、




「古から続けてきた大切な文化を、下らんことで変えられてたまるか」
「大先生……」


まあ、コレに尽きる。勿論、無対策はダメだが、可能な限り対策を講じ、今まで通りの生活を送ればいいじゃないか。




「……実は、わたしも同感でした。偽って申し訳ありません」
「わかってたよエルコスさん。ありがとう」








新しいお守りをセットしながら、そんなやりとりをしていたらどうもツボったらしく、モジモジするわ顔を真っ赤にして頭を抱えるわで、我を忘れるエルコスさん。





鷲宮神社は、今日も平和でした。



そして、帰路に就くわけだが、




「大先生ごめんなさい。わたし、もうちょっと走りたいです……」
「いいよ。それじゃ、今年行けなかったエノモト寄ってくか」






川越方面を目指せば、エノモトに着く。



結果、2017年ルートの逆走ということになったが、それもそれで味があっていいではないか。何より、エルコスさんが走りたがっているのだ。最優先事項だろう。

鷲宮神社のすぐ南側に、川越方面へと至る県道12が通っている。それに乗れば、榎本牧場のすぐ近くまで運んでくれる。ただ、いかんともしがたいのが、





バンバンこっちに吹いてくるんだこれが。









北風との戦い。









「ヤバい、加速しないwww  ですね!」
「言いたいことまで、もう全部読まれてんのなwww」


こうなると、頑張れば頑張るほどドツボにハマるので、エルコスさん任せの走りに徹する。




「もっとギア比を下げたほうがよろしいのでは?」
「重いギアでじんわり踏んだほうが、気持ちいいんだよ」


こうして進んでいくと、圏央道の桶川加納インターに来た。





確かこの時、湯沢らへんがどえらい事になってた。






「いよいよ冬到来か」
「今年は降りそうですよ。大先生的には、よかったじゃないですか」


そこからさらに進み、R17上尾道路交点あたりで、脇道に逸れて榎本牧場へと舵を切る。





ここを左折するが、ちょっとわかりにくい。



このあたりまで来ると、榎本牧場の看板が建っているので、それに従って進めばいい。こうして、12:15榎本牧場着。




「この寒いのにジェラートか……」
「これもしきたりさ、ですよ」






"ジーン・クランツの10ヶ条"のおよそ512番目くらいには入ってるはずw



寒かろうと何だろうと、エノモトのジェラートはおいしい。これは法律だ

何より、年イチで榎本詣でができたことが何よりの成果であり、renas先生と併せて、俺たちのホームはエノモトだ! を再認識できたことが一番でかい。





12月も下旬に差し掛かるのに、ご同業で賑わい絶えない。



冬の真っただ中ではあったが、エノモトはご同業でいっぱいだった。それに気を良くし、




「川岸屋でメシ喰ってくか」
「え、ですが、あそこは……」








店を閉めてた。









「このあいだの集中豪雨で、閉店したそうです」
「そうなのか……  惜しいなぁ」


ただ、感傷に浸っている場合ではない。補給の拠点が失われたのだ。正直、ここで昼飯を、とも考えていたので、これは痛い。





帰路にて。エノモトは言った。「ここは小さな北海道である」と。……間違いではなさそうだ。



そして痛いのはそれだけでなく、荒サイに乗ろうとした直前、ターン中にグニャリ




「うん、スゲー嫌な予感」
「あそこのコンビニで停まりましょう」


調べてみたら、後輪のエアが如実に減ってる。こりゃ、何か踏んでスローパンンクしたな。




「cafe viaが近くにあります。そこまで行きましょう」
「まあ、早くに気づいて良かったよ」






エアが抜け切る前に、行けるだけ行ってしまおう。



なお、cafe viaは、先述の集中豪雨の影響で店を閉じ、現在では新しく新しいカフェという名前で営業している。





風の関係で右を向いているが、ここを左折した奥に店がある。



とりあえず残ったエアでおっかなびっくり走り、川越線の踏切を越えて土手下に降りる。かつてviaがあった古民家は、外の装いそのままに、オープンテラスのカフェになっていた。





viaもこんな佇まいだったな、と思い耽りながら。






「アイスコーヒ飲みながら直すか」
「勢い余ってひっくり返さないで下さいよ?」






優雅な修理風景(renas先生情報によると、フードもオススメらしい)。



原因は、すり減って薄くなってたタイヤに砂利がめり込んでたこと。前輪はまだ山が残っているので、帰ったらローテーションしよう。





見よ、このむっちりむうにい具合を!(こうなってるとエア圧は概ね2キロ以下)。



エノモトからの帰路は、向かい風に乗って楽々……  のハズが、




「そういや今日、何も食ってないな」
「結局そこは治らないままでしたか……」






さいたま新都心さえ見えなければリトル北海道な区間。



といっても、荒サイで飲食店となれば、一旦土手から離れなければいけないわけで。仕方ないので秋ヶ瀬公園の自販機でコーンポタージュを購入。




「はぁぁ、生き返るわ」
「死ぬまで治す気がないのかしら……?」


こんな感じで帰還した次第。本日の走行距離は121キロとなり、激動の2020年はこれを以て走り納めと相成った。





岩淵水門を抜けて、おうちに帰ろう。












TITLE:先取りして詣でておく。
UPDATE:2021/01/11
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