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本日のルート (powered by ガーミン・コネクト)
とても夏らしい一日でした。大阪から夜通し高速をかっ飛ばし、浜尻海岸の駐車場に着いたのが8:00、休む間もなくエルコスさんを運搬車から出s……
今回の出撃前、R294のときにパンクしたすり減った後タイヤを交換した際、新しく購入したCO2インフレーターでエアを充填したのだが、 ![]() LEZYNEさんとこのにしてみました。
エルコスさんが指摘するところによると、化学的な理由でこういうことは起こるらしく、CO2充填後、ちゃんとした空気入れがあれば再充填をしたほうが望ましいという。
ただ、問題は、ここにちゃんとした空気入れがない、ということ。ちゃんとした空気入れはないが、 ![]() 盲腸特需で買ったやつ(購入当時10万円)。 ……と呼んでる完組ホイール一式は持ってきていたので、そちらに履き替え。
こういったやり取りで時間を消費し、浜尻海岸を出発したのが8:56。まずは県道564を西に向かう。 ![]() 小さな集落を抜けていく。 今回の旅は、3月にやり損ねた佐多岬の完踏である。あのときも、浜尻海岸を経由して半島東側を時計回りに走った。
![]() エグい坂の例。 佐多岬へは、竹之浦を経由する東側ルートと、島泊を経由する西側ルートがある。一般的なのは、根占からR269沿いに直進できる西側ルートであるが、結構エグイ地形をしているようだ。加えて、夏真っ盛りの本日、瞬く間に気温は跳ね上がり、
考えた末、3月の時と同じルートで佐多岬を目指すことにした。という訳で、3月の時に脚を完売し、両脚攣って押した坂に挑む。 ![]() さりげなく、佐多岬への最短路を示していた。
そして感じた。 ![]() Q:この坂を漢字3文字で表現しなさい。A:瞬獄殺。
違う、そうじゃない。年齢詐称のJKと一緒にしてはいけない。気が付けば蛇行運転で、額からはボッタボタと汗が滴り落ちる。 3月のあのあと、机上調査でわかったことだが、大隅半島の南端の地形は、基本的にどこもエグい。交通量の見込めなさそうな道の坂は、たいてい2ケタ%の勾配があると思っていいだろう。おかげで普段使わないインナーローが良い仕事をする。
![]() 3月のときの借りは返したぜ。 気合を入れて登りのピークを越えると、あとは海岸線までずっと下り。 海岸線まで出てしまえば、あとは竹之浦を経て大泊である。この辺はほとんど真っ平らで、外之浦の集落を挟んで軽いアップダウンがあるくらいだ。 ![]() 天気もばっちり。 海風に吹かれながら、雲一つない快晴の下、エルコスさんを走らせる。良い流れで来ている。蒸し暑いこと以外は。
最初のアップダウン区間では、動画の素材用に撮影タイム。三脚を立てて自撮りである。 ![]() 撮れ高を稼いでいくのさ。 こういった涙ぐましい努力をしつつ、ふたつめのアップダウン区間へ。ここには、お手製のウェルカムボードがある。
天気が良いのと、3月のときはワタクシめが写っていなかったので、三脚の位置を調整して再トライ。 ![]() 撮れた(三脚は3月のときと違うものを使ってます)。
トンネルを抜けて、大泊まで来れば、佐多岬まで残り8キロ。 ![]() ロードパーク分岐前。 ここから佐多岬、厳密には北緯31°モニュメントに至るルートは2つある。正攻法は佐多岬ロードパークを使う方法だが、
かつては、この道は自転車を走らせることができなかった。つまりご同業は、佐多岬ホテルかどこかに愛機をデポし、そこからバスで(徒歩すらダメだったそうだ)佐多岬に向かうしかなかったのである。……表向きは。 ![]() 2009年当時のゲート。
実は、この佐多岬ロードパークと並行して、県道566号という道が通っている。それは、佐多岬手前の田尻集落まで続いていて、最終的にロードパークに合流するのだが、
詳細は伏せるが、そういった話は耳にしたことがあるし、実際、田尻まで突入したご同業は一定数いたようだ。というのも、有料道路時代は、かなりがっちりした料金所ゲートが設けられていて、こりゃどう考えても強行突破は違法だろ感満載だったからだ。 ![]() 第2ゲート(当時)。 田尻から先は、通称第2ゲートと呼ばれる簡易料金所があるだけ。つまり、入口のゲートさえパスできればあとは勝ち、みたいなところはあったようだ。
とはいえ、ご同業が佐多岬踏破の難題を解決できたかというと、それは少々疑問が残る。というのも、迂回路となるこの県道566号だが、 ![]() Q:この画像の背景に、漢字一文字を加えなさい。A:「天」
余談だが、ロードパークのほうが勾配は緩め。ただし、その分距離が延びるのと、アップダウンの回数が2回になることに留意したい。 自転車乗りを絶望の底に叩き落とす激坂を越え、ちょっと下るとロードパークとの合流点。 ![]() 拝む景色は最高なんだけどね。 ここから田尻まで下り、海岸線を越えていくとふたたび登り。ただし、今度のはだいぶ緩く、アウター×28でクルクル脚が回せる程度の登り坂だ。
2012年の権利譲渡をきっかけに、あちこちが整備されたようだ。それはインフラだけでなく、
![]() 2019年現在のモニュメント(2代目)。 モニュメントも新設されていた。調べてみたら、2016年に2代目が除幕されたらしい。
![]() 南国感溢れる初代モニュメント。 さて、そのモニュメントからもう少し走ると、ようやく佐多岬駐車場となる。ここから先は徒歩で岬の展望台を目指すことになる。 ![]() こんな賑わってたっけ? かつては駐車場とプレハブしかない、殺風景な駐車場だったが、今では観光案内所が建ち、ちょっとした観光地のよう。
先述の通り、2012年に岩崎産業から南大隅町に完全譲渡が成され、かつては有料だった岬までの道は、無料で通れるようになった。徒歩20分くらいか、岬までの遊歩道を往くと、やがて新しめの建物が見えた。展望台のようだ。 ![]() 入口もキレイになりました。 2007年に訪れたとき、ここには朽ち果てた展望台があった。中に入ることなど叶うはずもなく。 ![]() ……と思ってたら、どうも自販機が稼働してたっぽい。 しかし、現在では、新しくなった展望台から、遠く彼方、島々のシルエットを拝むことができる。 ![]() 新しくなった展望台。
時折吹く風が心地よい。うん、大枚はたいて夜通し高速を飛ばした甲斐があった。しばし、穏やかな海原と、時折通りかかるフェリーを眺める。 ![]() 本土の果てに相応しい眺めだ。 そして干からびた。帰路はロードパーク経由で。こちらも念のため走破しておこうと思う。標高図を見る限り、県道566よりも勾配は穏やかそうなのだが、
なんか結構脚にクる。岩崎トンネルを抜けて下り勾配となり、そのあともう一度登り返しがあるが、
そしてボトルの中身は、予想通り湯になってた。 ![]() ガジュマルのカーテンは、南九州ならでは。 さて、大泊まで戻ってきたところで、ほとんど尽きかけているボトル1本分、水を補給した。恐らく残りの距離を考えれば、それで足りるだろう、と。
![]() ちなみに、赤缶は売り切れていた。 いきなり登り下りが始まるが、まだそれほどキツくはない。現道は橋とトンネルでバイパスするが、時折見下ろすと、旧道が草に埋もれてたりする。
さらに進むとふれあいパーク佐多。ここには、宗谷岬までの距離標識がある。 ![]() これも名物である。
お互いに攻め手を握ったところで、先を急ぐ。 このあと、伊座敷までの区間でまあまあしんどい登りが続くのだが、気が付くとボトルの中身が、
どうやら、補給は1本だけでは全然足りなかったようだ。当然のように、呆れるエルコスさん。
念のためにと積んでおいたのが幸いした。ジェルタイプではあるが、威力は充分である。 ![]() 一体どこまで走れば休めるのやら。 持ってきたOS−1をすべて飲み干し、トンネルを抜ければ下りに転じる。そろそろ、浜尻海岸方面にショートカットできる路地に差し掛かるはずなのだが。
![]() 消防車じゃない、あれは――――!
お陰で命拾いした。軽い熱中症みたいだったので、とりあえず入手できるだけ入手して、がぶがぶ水分を入れる。そして噴き出す汗。
さて、件の路地は、ここからすぐのところにあった。ただし、看板のようなものは一切なく、すべてGPS任せである。 加えると、この周辺は地形の起伏が激しく、ひとたび伊座敷まで下ってしまうと、そこから登り返すのが尋常じゃないことになる。
![]() ここを右折。 そしてその路地もまた、そこそこな登り坂であり、さきほど摂取した水分は瞬く間に汗となって消え去ることに。
そして、県道74号に合流してからも、えげつない登りと格闘することに。 ![]() イン側が実にエグい勾配ですよ。
こうして、県道564号交点まで辿り着いたとき、ワタクシめはすっかり干上がっていた訳である。 ![]() 県道564交点。左折すると県道74号で錦江方面に至る。 二人の夏交点まで来てしまえば、もうあとはずっと下り坂。抜けるような蒼い夏空と、心地よく奏でるセミの鳴き声、そして、
![]() いい画になった。 太陽に向かって咲く、向日葵たち。 走った距離は短かったが、これぞ夏のツーリングという構成だった。こうして、13:40浜尻海岸まで戻ってきたところで、今回の出撃はすべて終了。
![]() 群川沿いに谷底を走る地形をしている。 余談だが、浜尻海岸は街道のどん詰まりにあり、観光客とは無縁の猟師町。たまに釣り人が来るほかは、地元の人がキャンプするか海水浴するか、という超穴場である。 たまたま地図を見ていて、いつか訪れたいと思っていた場所であるが、その願いは叶った。あと、ここをベースキャンプにして、大隅半島を探索するというのも、悪くないかもしれない。 ![]() 無料のキャンプ場がある。穴場である。
このあと、志布志まで北上して、3月の時にありつけなかったマルチョンラーメンを食べてから、踵を返すように帰京した次第。 ![]() 鹿児島で天下を取ったラーメン。
![]() ここが最果てであり、そしてここからはじまる。 |