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260:メゴライド!〜磐越東線16駅ステーション・サインの旅〜



text&photo  by  ymr20xx@y-maru.com。






本日のルート (powered by ルートラボ)

いわき→小野新町→船引→三春→郡山(実測90.6km)




イントロです。


10月もだいぶ経った。天気の不安定さもいくぶんか落ち着き、紅葉が見ごろ菜時季になった訳ですが。




「そういえば、秋のスタンプ、まだ取りに行ってませんね?」
「そういや、まだだね」






スタンプラリーは、愛姫生誕450年の2018年に実施しています。



三春町では2018年現在、愛姫生誕450年記念のスタンプラリーが開催されているのだが、秋季のスタンプラリー実施時期が、10月から12月の間となっている。

既に春、夏とスタンプをゲットし、各オリジナルグッズ(という名のクリアフォルダ)をゲットしているので、秋と冬もゲットしてパーフェクト賞狙いさ!




「いわきから阿武隈山地でも越えてみるかね?」
「もちろんです!  きっと紅葉もステキですよ!」


……という訳で、我々は前泊して、いわきの東横インに投宿したのであった。





いわき駅からスタートです。






これはアレだ、三江線だ。


7:15、いわき駅発。

この先、船引までは、国道の筋から大きく外れて県道を往く。いわき駅で最初のステーション・サインを撮影したら、次駅の赤井駅を目指す、のだけど……





いきなりインナーの匂いが……






「いきなり登ってんじゃねーかw」
「安心してください。これから500mほど登ります」


いきなりゲンナリである。





余談だが、最近コンデジの調子が良くない。



来訪日は平日だということもあり、いわき市街地周辺は通勤の自動車の往来が多く、少々走りにくいなぁ、とか思いつつ路地裏を右往左往していると、2駅目の赤井駅へ。





駅舎も新しくなっていた。



次駅の小川郷駅は、少し距離があるようだが、道が入り組んでいてちょっとわかりづらい。




「ナビしますか?」
「頼んだぞ」






renas先生も言っていたが、やはり旅は秋に限るな!



県道248を、磐越東線の線路と並走して走ること暫し。左手にセブンイレブンを発見したので、ちょっと小休止。




「ここを右折ですよ」
「もうちょいってところか」


んで、8:00、小川郷駅着。





小川郷駅。郷土愛が詰まった駅だ。



詩人・草野心平ゆかりの地で、かつては急行列車の停車駅でもあったそうだ。





ホームへの通路は、ギャラリーに。



待合室は小さな図書館になっていて、地元の小学生のギャラリーにもなっていた




「郷土愛を感じますね」
「うん、いい流れで来てるな」


……いかんいかん、放っておくと尻に根が生えてしまう。





さあ、先を急ごう。



このあと、県道41号に進路を変え、夏井川渓谷に向けての登り勾配が始まると、道幅も狭まってくる。

良い雰囲気の道で、左手に夏井川の渓谷美、右手上空には磐越東線の高架が。





山岳路線の雰囲気があるものの、標高は300mくらいしかない。






「この雰囲気、どこかで見たことが……」
「ここには何度か訪れたことが?」


訪れたかどうかなら、この道は過去に何度も走破済みである。しかし、そいうことではなくて……





この雰囲気、どこかで……?



さて、道は木々の中を縫ったり、ときどき大きく開けたり、たまに思い出したかのように踏切で線路を跨いだり。





柿も実る、そんな時期になったか。



そうこうしていると、家屋がぽつぽつ見え始め、江田駅に到着した。





江田駅。小川郷からたったの210円。






「これだけの道程で、200円ちょいしか掛からないんだ」
「鉄道も儲からない訳ですよ」


ここは紅葉が見事なことで有名な夏井川渓谷の最寄とのことだが、生憎、ひっそりと静まり返っていた。





さすがにSTBは無理か。



そこからさらに道なりに進むと、川前、夏井の各駅に到達する。道はずっと登り基調なのだけど。




「アウターで登れるんだけどなぁ」
「だからインナーに落としてくださいって……」






ゆるやかに標高を上げていく。



やがて、左手の風景はさらに渓谷の形相を増してきて、所々、見下ろすと荒々しい造形が姿を見せだす。




「大先生!  写真写真!」
「どうやって撮るかなぁ……?」


何とかして撮ったのがコレ。





奥のほうに夏井川渓谷。



駅舎が新しくなっていた川前駅には9:12着。ちょっとだけ持ち込んだ仕事をシバき、赤缶で軽く補給をして、さあ出発、としたところで、こんなの発見。





電動どうでしょう。






「楽勝だな」
「募る対象に我々は入っていないと思いますが」


そりゃそうだろう、電アシでチャレンジってくらいだから。





新しくなった川前駅。



そこからさらに北上し、踏切を渡ろうとして、ハッとなった。





あ、これはもしや……!?






「わかったぞ。これ、三江線に似てる!」
「なるほど!  言われてみれば!」


ちょっと比較してみると……




磐越東線川前〜夏井間で撮影。2018年  三江線石見川越〜鹿賀間で撮影(たぶん)。2001年
さて、どちらが三江線で、どちらが磐越東線でしょうか?






「さあどっちが三江線でどっちが磐越東せ……」
「画像サイズで誘導するのは卑怯だと思います!」


だが、これでハッキリ言えることがある。三江線ロスは、磐越東線で何とかなる。ただし、







自転車旅に限定するが。










夏井駅。



さて、夏井駅を過ぎてすぐに、翁スギと媼スギの看板が。それぞれ「じじすぎ」と「ばばすぎ」と呼ぶ、夫婦杉である。




「ちょっと寄っていきましょう!」
「さて、どんなもんなのか」


それが、これである。





左が媼スギ、右が翁スギ。






「すごい……」
「カメラに入りきらん!?」


諏訪神社にある、樹齢1200年と推定される二本の杉は、互いに支えあうかのようにしっかりと地に根付く、立派なものであった。





自然の力強さを感じるぜ。






「写真撮りましょう!」
「しかし、どうやって入れようか……」


悩んだ結果、こうした。





先輩たちを望む。






「うーん、杉、入ってないなぁ」
「ですがこれ、どうやって撮ったんです?」






ツールカンに常備できるサイズである。



三脚を忘れても撮れるように、装備品には日々、改良を加えているのだよ。




「なんですかこれ?」
「ヨドバシで売ってた、ボ撮ルんですだ」


ペットボトルキャップにマウントできる簡易雲台。一つ入れておけばだいぶ役に立つ。

さて、磐越東線のほぼ中間地点に位置する、小野新町駅。ここから郡山方面は、運行本数が格段に増える。





小野新町駅。



山越えで疲れたので、ここらでちょっと小休止。肉まんをパクついていると、





場違いが仕事しとる!?









なんじゃありゃぁぁっ!?









「メ、メ、メンヘラだ!?」
「落ち着いてください。確かアレは……」


エルコスさん曰く、玩具メーカーのタカラ(現:タカラトミー)が所有していた、リカちゃんの製造工場をオープンファクトリー化したものらしい。その名もリカちゃんキャッスル





キャッスルである。






「確かに、城だ……」
「なんだか面白そうですね!」


勘弁してよ。おっさんとチタンフレームじゃ、雰囲気に負けてしまう。





とりあえず、補給するか。






愛姫の里へ


県道19号線を北上する形で、神俣、菅谷と巡っていく。このあたりは、道なりなので駅を見つけやすいのと、あと、ほぼ平坦でようやく速度を上げられるようになる。





快走路。



右手に聳える山々には、天然の鍾乳洞が数多く形成されており、あぶくま洞、入水鍾乳洞をはじめとする、自然の神秘を堪能することができるという。





阿武隈高地を望む。



11:20、そんなあぶくま洞の最寄駅、菅谷駅に到着する。





スペランカーに最も近い駅。






「ここも、静かな駅ですね」
「ローカルな感じが、また何ともね」


ちなみに、このあたりでの鍾乳洞といえば、文句なくあぶくま洞であるが、菅谷駅では入水鍾乳洞推しである。





あぶくま洞と比べると、聊かマイナーではある。






「ここは以前来たことがあるんだけど、かなりヤヴァイ」
「リアルスペランカー状態になれるみたいですね」


相当昔にtoumi君と来たことがある。手の入った観光地ではなく、ホントに洞窟探検できるのだ。

そのため、ここを探索する場合は







濡れていい恰好






を求められるほど。




「あと、夏でも水温が低いから、軽く死ねる」
「うぁ……  ガチ仕様じゃないですか」


さて、次は大越駅である。石神三叉路を右方向へ進み、しばらく走ると……





通行止めになってやがった。









( Д)゚゚なんだと!?









「おや、道が消えた」
「少々お待ちください。今、迂回路を……」






新しくできた道っぽいが。



そして、案内通りに迂回路を進むと、




「ん、なんだこの築堤?」
「旧住友セメントの専用線跡のようですね」






場違いな築堤。そして道案内のお供。



件の住友セメントは、2000年に廃止されている。なので、今では築堤だけがひっそり残っているという状態だ。その築堤を潜り、大越駅に着いたのが11:40。





大越駅。



この勢いと、次の駅まで4.4kmという距離。磐城常葉駅には、12時前に着けそうな予感。




「やるんですね?」
「頼んだぞ」


という訳で、磐城常葉駅にはキッカリ12:00着。





磐城常葉駅。



次の船引駅からは、郡山までR288をトレースすることになる。ようやくゴールが見えた、のだが……




「やはりステーションサインは距離が稼げん」
「これだけ寄り道してれば仕方ないですよ」


とりあえず、小川郷のセブンイレブンで買ったジャムパンをモシャモシャし、12:05出発。

R349交点の手前、右斜め方向に延びる道があり、新町街道という名がつけられている。この道は船引への近道になりそうなので、そちらに……




「行き過ぎました。ちょっと戻って」
「わかりにくいなぁ……」






R288。双葉と郡山を結ぶ街道だ。



少々迷いつつ、12:15船引駅に到着。





船引駅。



さて、次の要田駅は、R288で行こうとすると、ちょっとだけピストンを強いられるような場所にある。せっかくここまで国道を使わずに来ているので、できればもう少し交通量の少ない道をチョイスしたい。




「あるにはあるのですが、だいぶ入り組んでます」
「素人でも分かりそうな道?」






素人じゃ十中十で迷子になる。



……結論から言うと、エルコスさんの誘導がないと100%迷子になるような路地を往くルートであった。





なんだよ、こっちはばっちりじゃん。



詳しくは、上の詳細図を参照してもらうとして、最初のチェックポイント、松本商店へ。そしてそこを左折して、溜め池へ。

んで、このルートがまた秀逸で、のどかな田舎道をブラブラ流すのに最高なロケーション。





なんて長閑なんだ……






「やべぇ、エルコスさんマジ天才」
「うん、わたし天才かも……」


そしてしばらく行くと、六地蔵が並ぶ、満円寺へ。




「写真撮りましょう、写真!」
「すっげぇ画になるな……」






くそう、全然先に進めねぇっ!?(写真ばっか撮ってるため)



こうして写真を撮りながら小休止。さて、ここはどこだ?





エルコスさんの後ろには、溜め池がある訳で。



エルコスさんと地図を眺めつつ、現在地を把握。




「えっと、あそこに溜め池の角があるから、ここは満円寺ですね」
「で、次に曲がる、溜め池のある交差点てのは……」


……………………。




「ここじゃねぇか」
「ここを左折でしたか」


あとは道なりに進み、磐越東線と交差した直後の道を右へ。すると、要田駅までは大きな交差点を挟んで、道なりに着く。





最初は踏切だと思ってたら、跨線橋だった。



要田駅を通り過ぎ、R288交点の直前で三春町に。ようやく、愛姫の故郷にやってきた。





ようやく来たぞ。






「あの、型番がCPSS AI Mego Os ver.04.50のアレですね!」
「型番じゃねーしwww」


ちなみに、東山奈央でもない。それは中の人だ。





つまりこういうことだ。






そして郡山へ。


スタンプラリーのチェックは、三春きたまち蔵の観光案内所「TENJIN」で行われる。これは、R288沿いにあるので、迷うことはない。ただ、腹が減った




「ちょっと蕎麦が食べたい」
「あそこがよろしいのでは?」






そばの駅・三春門前。田村郡三春町熊耳字古殿1-1、0247-62-4855。



そばの駅  三春門前でハラを満たす。大もりそばと掻き揚げで1250円也。





掻き揚げは、揚げたてなのか実が柔らかかったので、崩して天つゆで蕎麦を戴く。



桧枝岐もそうだが、福島は蕎麦がおいしいをもっとアピールしてもいいと思う。

門前を辞して、少々の登り返しののち、三春までの下り勾配を駆け抜けると、街の中心部に到着する。三春きたまち蔵はその直前にある。





三春きたまち蔵。比較的新しい施設だ。






「これで3つ目ですね」
「次は冬か」






春と夏(右)。秋(左)は紅葉がいい塩梅に。



ちなみに、秋バージョンのロケ地は、三春大神宮とのこと。ちょっと寄り道していこう。





さすがに上までは行けそうになかった。



さて、三春駅でステーションサインを入手し、R288に復帰。あとは舞木駅、郡山駅と踏破すれば、ステーション・サインの旅は完結する。




「大先生、緊急事態です。総距離が100kmに届きません」
「ほぉ、意外と走ってないんだな」






舞木駅手前。ここからでも郡山までは10kmないくらいなのだ。



どう計算しても、10kmほど足りないのだ。そのくせして舞木駅到着は14:05で、通常なら2時間も前に100kmを超えているはず。明らかに平均巡航速度が低い。

まあ、ステーション・サインの旅ってのは往々にしてこうなるので、気にしたら負けであるが。





舞木駅。これでラスト。






「郡山から会津若松まで、だいたい50kmくらいだそうですよ」
「なるほど、会津美人サカナに、帰りはリバティか……」


ごす。エルコスさんにど突かれた。痛いなぁ。




「ねぇねぇ、一回くらい、袴ブーツのエルコスさんが見たいn……」
「……バカ」






郡山市街まで来た。とりあえず今後を決めよう。



んで、スネてるエルコスさんの代わりに、ワタクシめが宿を確保し、そして……




「……なんで平日なのに、宿が取れないんだ」
「ふんだ、バチが当たったんですよ」


結局、郡山14:50到着で旅は終わりを告げる。在来線ホームにて、最後のステーション・サインをゲットして、新幹線の乗客となった次第。会津若松行のプランは、また別の機会にやるとしよう。





在来線ホームで最後のステーション・サインをゲットしておこう。






駅名コレクション(※証拠提出)









余談だが、尾久駅でエルコスさん復元してふと視線をずらすと、トイレがOKUだった件。












TITLE:メゴライド!
UPDATE:2018/10/25
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