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253:スポニチ佐渡グランフォンド2018?



text&photo  by  ymr20xx@y-maru.com、renas。同行者はrenas先生。






本日のルート (powered by ルートラボ)

佐和田→相川→大野亀→両津→久知川→赤玉→小木→素浜→佐和田(実測199.8km)




過去最高の難易度


さて、毎年5月のお楽しみである、スポニチ佐渡ロングライドに、今年もrenas先生と参加してきた。



新潟への直行便。



毎年毎年、同じコースを繰り返し走るので、そろそろマンネリかな?  なんて思われかねないが、何度走っても面白いのが佐渡の良いところなのだ。







天気が良ければの話だが。






今年は、直前まで天気が読めず、しかも、前日には荒天により、あかねちゃんノックダウン。直江津に多くの難民を生み出したほどだ。



「最悪、カッパ着て走ることを覚悟してたよ」
「2週連続で雨だけは避けられました」




大雨で前が見えん。



なお、コースも一部変更になっていて、小木と素浜の間が全然違う。いわゆる9%坂を通らないルートとなった。



「実際問題、これは楽になったのですか?」
「結果的に、しんどくなった」


具体的に言うと、累積標高は少々増えたし、アップダウンの数も増えた。昨年までのルートだと、9%坂さえ越えてしまえばあとは下り基調だったが、今年は国道を経由する地点で登りになる。

そして、これが今回一番の見せ場なのだが、



「実は、両津と多田の間も、コースが変更になった」
「ちょ……!?  400メートルほど標高が跳ね上がってますよ!?」




なんかそそり立っとるわwww



そう、それは5月のある時の話なのだが、webサイトを巡回中のrenas先生から大人の事情によりグランフォンドになったとの情報が入った。



朝日新聞デジタル、4月26日の記事より引用。



よくよく調べてみると、県道45号の野浦あたりで大規模な土砂崩れがあり、復旧が間に合わないと判断されたらしい。その結果、県道319号線で迂回するルートに変更となったのだが、







どうみても激坂。








「まあ、佐渡の山越えはどこも急坂ですし」
「ワクワクしてきたぞオラ!」


ただし、コース変更の副産物といっては何だが、このコースは久知川ダムのすぐ脇を通る。佐渡では数少ない、ダムカード発行対象のダムだ。



ご立派な重力ダムの久知川。



ある程度ガツンとした登りを楽しみつつ、ダムカードをゲットできるという最大の見せ場。もう、来年度から本採用でいいんじゃないか、という感じなのだが。



「ただ、道幅はかなり狭そうですよ?」
「そこが唯一の難点だな」


といった具合で、累積標高2360mに及ぶ約200キロのグランフォンドコースが出来上がった次第である。



「距離200で累積標高2000だと、それほどきつくないな」
「いやいや、正気ですか大先生?」




ようやく新潟に着いた。






出発前から不穏な雰囲気が……


さて、首都圏からだと新潟港12:35発のカーフェリーに乗るのが鉄板であり(特殊速達Gs便もこれに連絡する)、とりあえず関越道を北上する。渋滞を懸念して北関東道を経由したが、それは杞憂であった。しかし、







風が強い。






実は、大会前日まで天気予報は大いに荒れて、ギリギリのところで晴れ予報になったものの、新潟地方は土曜日の時点で雨予報。日曜日は晴れるという予報を信じ、関越トンネルに飛び込む。

そしてトンネルを抜けると、そこは







本降りの雨。








「もうヤダこの天気……」
「希望を捨てちゃダメですから!」


結局、降ったり止んだりを繰り返しつつ、新潟港11:50着。ここからフェリーに乗るのだけれど、







なんか寒い。








よく見るとみんな長袖着てた。あと、今年もトッキーだった。





「renas先生、今、何℃くらいなの?」
「12℃だな」


そして、定刻通りに出航はしたものの、







えれえ揺れる。








「あぁあぁあぁあぁあぁ、ゆれてるぅぅぅ……」
「うぷ……」


実はこの時、グランフォンドKOMOROの記事が出来上がっておらず、船内で執筆しようと思っていたのだけれど、そんなんしようもんなら







ぐったりはくも状態






になりかねないので、早々に横になる。良く見ると、船内はだいたいこういう状態で溢れかえっていて……



12:35の混雑っぷりはもはや風物詩。





「だからクールミントガムを買えとあれだけ……」
「おぇ……」


しかしこの揺れ、酔わない方が不思議なレベルだったようで、先述の通り、直江津−小木間の14:10発便は天候不良によって欠航となっていた。



「船の重さで助かりましたねわたしたちは」
「紙一重だったか」


結果的に受付は無事済んだが、参加者の中には、島に渡ることで精いっぱいで、当日受付に回った人も多かったらしい。



雲行きは心配なレベルだ。






30分の早発


今年は敷島荘が取れなかった代わりに、近隣の民宿を斡旋された。これでrenas先生は寝不足から解放されて、最高のパフォーマンスを披露できるz……







疲労が抜けない。








「言っちゃあ悪いが、イビキかいてたぞ」
「まじかー」


2001年に開設したY丸本舗も、かれこれ17年目になるが、古参の二人はイビキについてで盛り上がる。もはやお互いにOSSANである。



そしてOSSANは変身するのさ。









OSSANの戦装束。






余談だが、見た限り東方痛ジャージ勢はワタクシめだけっぽい。



「もはや国宝扱いですよそれ!」
「伝統芸能から格上げされとるwww」




よかった天気は上向きっぽいぞ。



そんなOSSANたちは、5:30頃にスタートを切った。実はこれ、例年より30分早い。

Aコースのルート変更、とりわけ土砂崩落による迂回コースが様々な意味で初心者を殺しにかかるルートで、正規ルートよりも時間を必要とすると判断されての措置だった。たかだか400m登るだけで随分とユルいなぁ、と、この時は思っていたのだが、後に真の理由が判明する。



「例年通り、大野亀までノンストップでいく」
「わかりました。少しずつ慣らしていきましょう」




さあ行くぜ。



風はやや向かい風っぽいが、集団が形成されているお陰でアベレージは高く保てる。いつも通りすべてのエイドに立ち寄って撮れ高を稼いでいくrenas先生とは相川で別れ、アップダウンが連続する海岸線沿いを走る。

すると、時間と共に太陽が顔を出し、少しずつ気温も上昇していった。



ここまでくればもう例年と変わらないさ。





「ツイてるぞ。これなら一日楽しめる」
「やりましたね!」


そして予定通り入崎エイドをパスし、Z坂に到着したのが7:20、ここで今回初めてインナーに落とす。最初の難関として名高いZだが、最大11%は序盤にちょこっとだけある感じで、あとは6〜7%の長い坂をのんびり登る。跳坂トンネル手前の第二折り返し地点がビューポイントで、ここで停まって写真撮影するのはもはやお約束。



ビューポイントでエルコスさんと。





「晴れててよかったー」
「曇ってたらちょっと物足りない景色ですからね」


そこから少し登り、高台部分を抜けて下りに転じ、海岸線をさらに北上したところが大野亀。ここも難関とされているが、登り始めの左カーブのあたりが斜度的にキツいくらいで、そこを越えればあとはクルクル脚を回すだけ。大野亀ロッジ手前でコスギフォトの撮影スポットがあるのも風物詩。



「できれば未加工の画像を無償提供して戴きたい」
「商売が成立しないですよそれでは」




サンプルの文字が入るし、サムネ小さいし、写真は高いし(2000円くらいする)。



そして大野亀ロッジで最初の休憩を取る。この日はスタートの時点から肌寒く、思いのほかボトルの水も減っていない。それならば、はじき野もパスして、一気に両津まで到達してしまおう。



これもしきたりさ。



おなじみソフトクリーム(350円)で補給を済ませ、予定通りはじき野をパスして南下を開始する。

この区間は、目立ったアップダウンがないため、巡航速度が一気に跳ね上がる区間でもある。特に、同じグループで集団走行をしている車列は、ときに時速40キロ近い速度で走り抜けていく。



こういう道ですらそれくらいの速度で駆け抜けるので、ちょっと危ないっちゃあ危ない。



こちとら単騎なので、風向きに助けられたとしても巡航速度に限界がある。となれば……



「あ、あれをやるのですね?」
「おうよ!」


その時だ。とある車列の一団がワタクシめをパスしていく。最後尾に張り付くように加速して、その車列に合流し、







タダ乗りJDF。








なお、この必殺技は「最強」だが劇中で1回しか使われなかった。





「ひ、卑劣な……!?」
「トライアスロンじゃないから合法だ」


車列のテンションにも依るが、容易に30キロ後半で引っ張ってもらえる。



A.K.A.「無賃乗車」



ただし、この卑劣な技にも致命的な欠点があり、



「気のせいかな?  どんどん先頭交代してるぞ?」
「あと3人ですね」


だいたい3〜4キロの間隔で先頭が入れ替わっている。これはトレインの形成ではよくある話で、先頭が全開で引っ張り、力尽きたところで最後尾に回り、それをローテーションしていくというやつだ。

両津まであと10キロくらいのところで、ワタクシめの前には3人。ぎりぎりこっちに回ってこないかn……



「1人抜けましたね」
「やべぇ……」


そしてまた1人抜け、いよいよ前には1人だけ。そして残す距離は5キロ弱。



やばい、これ順番回ってくるパターンじゃ……!?





「お願いだから走りきっt……」
「あ、離脱しましたよ」








天罰が下った。






残り4キロは、正直しんどかったです。



やっとこさ両津に到着。






エクストラ・ステージ




今回の昼食。4種類からセレクトできた。



昼食もそこそこに、迂回ルートである県道319へ。県道45交点からいきなり登りが始まるが、勾配はまだゆるめ。古くからある佐渡の集落を抜ける路で、雰囲気ある風景が続くので、カメラを構えつつのんびり登る。



佐渡の皆さんにとっては、応援も娯楽になっている。





「のんびりだなぁ」
「サイクリングしてるって感じがいいですね」


急遽変更になったこのコースだが、沿道では佐渡の方々が鳴物を使って応援してくれたり、家族総出で手を振ってくれたりと、佐渡初参加の時のような新鮮さが溢れていた。しかしそれも、久知川ダムとの交点を過ぎたあたりで一変する。



ダムへの分岐



ちなみにこちらは、ダムカード狙いなのでダムに立ち寄るのだけれど、当然のように警備の方に制止される。しかし、ダムまでは一本道で、しかもピストン道なので、問題なく通してもらえる。ただ、お約束事のように聞かれはした。







ダムマニアですか?








「ダムマニアですが、何か?」
「なんで喧嘩口調なんですか(笑)」


久知川ダムは、佐渡にある他のダムと同じく、農業用水、上水道、灌漑といった、生活に直結する用途で建てられたダムである。荒天のときは洪水を防ぎ、灌漑のときは田畑を潤し、そして佐渡の人たちの飲み水に供されるのである。



偵察中。



構造は、一般的な重力式コンクリートダム。堤体は通行可能だったので、エルコスさんで乗り付けてみる。



「あ、大先生!  海が見えますよ!」
「あれは……  両津湾だな」


福島の四時ダムもそうだが、ダム堤体から海が見える稀有なダムであった。

しばらく写真を撮ったり、海を眺めたり、チタンフレームとおっさんがキャッキャしていると、そこに現れたご同業



ご同業。





「みんな好きなんじゃないですかぁ、ダム」
「もういっそのこと通過チェックにしちゃえばいいのに、ここ」


ぼちぼち出発するか、という空気になったので、改めて行程を進めていくことに。

さて、ダムから先、登りのサミットまでは、久知川沿いの深緑に囲まれた細道を往く。勾配は一気に跳ね上がり、所々10%を超える箇所も。



「いいねぇここ、悪くない……」
「ですが、初心者には厳しいのでは?」




特にふらつくポイントでは、ホントに転倒者が続出。



エルコスさんの指摘通り、ふらふらしたり、もんどりうって転倒したり、諦めて押したり、様々な参加者がそこにいて。



「それでも絶対に押さないんですね」
「まあ、ゆっくりでも乗ってた方が楽だし早い」


そんな感じでトコトコ登ること暫し。久知川から遠ざかった先に、ようやく峠のサミットが現れた。



この看板が出てきたら、登りもあとわずか。





「よーし下るぞぉー!」
「あ、ちょっと待ってください。何か様子がおかしいですよ」


下り始めてすぐに、一旦停止の指示を受けて停車。そして車列は一向に進まない。







なにこの小仏トンネル?








大和トンネルでも構わない。





「全然動きませんねこれ」
「何かの通過待ちかな?」


実は、ここから赤玉の海岸線までは、参加者に対して道幅のキャパが不足しているうえに、通行止区間の迂回路としても機能している。まあ、早い話が







事故る前提の道






という訳で、集団下山の措置が採られた訳である。幸い、こちらのタイムロスは10分程度だったが、後にrenas先生が語ったところによると、30分近く待たされた時間帯もあったとか。こればかりは運が絡んでくるが、できればタイムロスを軽減する方法を模索してほしい。というか、







スタート早めた理由、これか。








「あ、ようやく動いた」
「待ちくたびれましたよ」




道幅狭い道を集団で下るので、軽いレース状態に。



で、下山してみたらみたで、確かにこれは規制かけた方がいいレベルのトリッキーさで、renas先生曰く、







目の前でひっくり返った






参加者が出たほど。ダンゴ状で一気に標高を下げる訳だが、



「こっちから登らなくて、本当に良かった」
「リタイヤ率が跳ね上がりますよそんなことしたら!」


一言でいえば、勾配がきつい。登りならまだしも、下りだとリムの過熱による破損を心配してしまう。



カーブ手前で混雑するため、自然とこうなる。





「大丈夫かエルコスさん?」
「大丈夫じゃないです! できれば一度停まってください!」


ただ、道は海岸線に向かって一気に下るので、思わぬ副産物を生み出す。








思わず立ち止まって見惚れてしまう(突っ込まれる恐れがあるので停まらない方が良いのだが)。





「うそ、やだ……  すっごくイイじゃないですか!」
「いや、言葉が出ない。すげえな」


エグい登りのご褒美だろうか。はたまた、マンネリに割り込んだ新鮮味だろうか。下り坂からの景色は、特筆すべきものであった。



県道45に復帰。ここを右折する。



赤玉から多田エイド。そして赤泊を経て小木まで。このあたりは特段の変化はない。ただ、30分の早発にしては、小木の到着が20分ほど遅かった。



「13時前に着けなかったか」
「今日の行程を考えたら、上出来ですよ」




小木機関区。ここから最後の山登りだ。



わかめ汁で塩分補給し、そして忘れちゃいけない洗顔タイム。済ませたところでコースに復帰する。



長者が橋で撮影タイムをしたら、気を引き締めよ。



事前のアナウンス通り、コースの変更によって難易度が跳ね上がった素浜までの区間である。

沢崎灯台の手前で海岸線に降りるルートではなく、灯台経由で内陸に入るルートであるが、端的にいえば旧ルートが海岸線に下って、登り、また下る構成。新ルートは海岸線に降りないけど登って下って登ってから海岸線に下る構成。もうね、







初心者が泣くぞ?








内陸部に潜り込んでいく。





「まあ、登りの感覚は旧ルートに近いな」
「ただ、登り返しが何か所かあるのですよ?」




展望のない登り坂が延々と続く。



あと、ささやかな変更箇所として、今回はいつもの定点を通過しない。そこに行く交点を直進し、国道に出てしまうのだ。



「ギギギギ、そこまでして標高が欲しいのか!?」
「距離の調整をしているのではないかと」


ちょっとだけ撮れ高が下がったが、あとでrenas先生から資料をいただこう。素浜には14:40到着。今度は逆に、例年より20分早着してしまった。



最後の休憩ポイント。






アタック合戦


素浜でrenas先生の到着を待つのだけど、15:00を過ぎても一向に現れない。



「ちょっと遅すぎやしないか?」
「トラブルに巻き込まれてなければよいのですが……」


そうこうしているうちに、回収車が続々と集まりだした。



こいつらに追いつかれてしまうのか……!?



こりゃ、どこかの時間でrenas先生を見捨てるか、はたまた







ネタ的にオイシイので






ダブルDNFにするか、さあどうするか……  なんて迷っているところで、ようやくrenas先生が到着。遅れた原因を聞くと、







小仏トンネル






だそうだ。



素浜の関門は16:30だが、ちょっと長居しすぎたかな?



あと、renas先生の考察によると、基本的に外気温が高いとダメらしく、素浜到着と同時に悪魔の壺にまっしぐら。ははぁ、だから先週のKOMOROは調子よかったのか。



「くそったれが!  どこが最高気温17℃じゃ!」
「風は冷たかったんだけどな」




なもんで、お互いに洗顔と冷却を繰り返す。



さて、素浜からはルート変更なし。140アップと国道坂を登り、200キロ地点から10キロほど走ればゴールである。







登りがあと2個あるわけだ。






んで、140アップはrenas先生と並んで、世間話をしながらクリアする。ただし、内容は加齢とイビキと気温だが。



「お、おっさん臭い……」
「これは避けられない現実だ」


国道に復帰すると、いよいよゴールの匂いがしてくる。最後の難関、国道坂は、忍耐力が試される区間だ。



3キロほど登り基調が続く。





「待ってください、renas先生が遅れてます!」
「200キロ地点で待とう」


言わばここも定点な訳で。後着のrenas先生と合流すると、いよいよ残り10キロ、ド平坦ルートである。



renas先生と再度合流。ここからは連なって行く。









思いっきり向かい風。








「出力が低下してますよ!?」
「いやいやいやマジでキツいわー」


そんなときでも、最後にはやらねばならない全開アタック







撮れ高のために。






ここまで来ると、脚は絶好調に完売状態で、それでも国府橋を渡った先で一発カマしてみる。



急襲。





「10秒持てば御の字ですよ!」
「そんなに持たねぇっ!」


とりあえず撮れ高は確保できただろう、なんて思ってたら、次の瞬間renas先生が仕掛ける。



後ろを振り返ったら、それは仕掛ける合図と悟るべし。





「おっさきー!」
「やりやがったな!」


renas先生、最後のエネルギーを全部投入してのアタック。それに応えるワタクシめだが、双方、脚は完全に残っておらず。



「もう一度アタックを!」
「無理!」


それに、仕掛けようったってもうエネオス前だ。あとはゴールまで流していこう。



間隔取ってたのにぃ。









ニパ子に差された。








これ。ただ、ちょっと物申したいんだが……





「てか、あれワイヤーカッター……」
「おおむね機能は一緒です!」




ごーる!






エンディング


今回の感想を一言でいえば、コース変更による目新しさだろうか。個人的には、県道319はとても楽しかった反面、沢崎灯台ルートはちょっと物足りない感じだった。

島一周というアイデンティティは共感できるが、たまには違うルートを設定するのも、マンネリ化を避ける意味ではよろしいのではないだろうか。

てなことを宿で酒飲みながら話したところ、







発想がドM






というありがたいお言葉を戴いた。



このあと刺身もやってきた。



宿を辞してからは、いつもどおり尾畑酒造……  の前に、ダムカードの回収のため、大野川ダムへ。



「これで佐渡はコンプリートだ」
「ですが、なぜ大野川ダムなんですか?」


各ダムの管理事務所が大野川ダムに集約されているからだと思う。実際、新保川や久知川は、無人だったから。事前に訪れて写真を撮っておいたのは、このための布石である。



改めて大野川ダムのカードも入手した。



大野川ダムも含めた3枚のダムカードをゲットし、改めて尾畑酒造へ。



ここも定番になりつつあるな。





「よし、今年も買えるぞ」
「いつか聞こうと思ってましたが、DNFだったら買わないおつもりですか?」


DNFになったことがないからわからん!  といういい加減な解答でお茶を濁しつつ、今年も真野鶴を入手。



ロングライド客で日月曜はとても盛り上がる。



さて、フェリー出航まで少々時間があるので、今回はもう一軒、酒蔵を巡ってみようと思う。



「赤泊の北雪酒造ですか?」
「うむ。しかも、一本道らしい」


尾畑酒造のすぐ近くを通る県道65を赤泊方面に走れば、ちょうど赤泊港が見渡せるところに酒造はある。



赤泊にあり、小木から10キロの距離なので、こちらも人気がある。



先述の尾畑酒造がアル添に一家言あるとすれば、北雪酒造は新しいことに積極的な印象を持つ。日本酒の売り場が空調によって温度管理を徹底されていたのは一つの例だし、そもそも酒を絞るのに遠心分離機を使ってるところなんか、聞いたことがない。



「確か、お酒って醪を袋に詰めて搾ってますよね?」
「……か、重力によって自然に落とすかだな」


当然、後者のほうがおいしいし、雑味も少ない。反面、得られる量は少なくなる。そこで遠心分離機を使って、圧力をかけずに抽出するとどうなるか。この挑戦するスタイルが北雪酒造のアイデンティティなのだろう。

純米酒の良さげなものを一本買ってみたので、楽しみにしてみたい。……と、そうこうしているうちに丁度良い時間になったので、小木港へ。



今日は無事に出航できるようだ。





「はぁ、今年も無事に終わったな」
「楽しかったですねぇ」


そして、旅情を感じながら小木港を後にし、直江津到着前にrenas先生がワタクシめにこう言った。



パワーフローかってくらい寝息すごかったぞ」
「( Д)゚゚なんだと!?」




また来るぜ。












TITLE:佐渡グランフォンド
UPDATE:2018/05/28
URL:http://y-maru.sakura.ne.jp/253_sado2018/sado2018.html