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222:しまなみ縦走記



text  by  ymr20xx@y-maru.com    photo  by  ymr20xx@y-maru.com &  renas.







イントロです。


某月某日、おなじみrenas先生から、しまなみ縦走に出ないか、とのお誘いがあった。

しまなみ海道を、徒歩もしくは自転車で走破し、途中のチェックポイントでスタンプラリーをやるという内容である。renas先生からのお誘いとあれば断る理由はないので、そのお誘いを快諾した。

春の陽気も見え隠れし始めた今日であるが、冬の期間、あまり自転車に乗れず←ここ伏線、悶々とした時期を送っていた。……のだが、その割にあちこちのサイクルイベントには顔を出し、えっさほいさと情報収取。






主にこういうのとかに集中して見ていた。



懸案事項としては、積載性の強化である。キャリアを外さないで輪行が可能なシステムを、となると、次に手を出すのがフロントバッグ。前後にバッグがあれば、簡単な一泊キャンプツーリングは容易だ。






一応、サイドプルキャリパーのフロントキャリアというのは、可能らしい。



ところが、エルコスさんのフォークはオリジナルのチタン製。ダボ穴なんて当然ありゃしない。そんな状況でフロントキャリアの取付位置を模索していた頃、毎年恒例のハンドメイドバイシクル展が開催。






毎年1月に科学技術館で開催される、ビルダーの祭典。



そこで、MONTSONの尾坂ビルダーに話を伺うことができた。ダボ穴のないロードバイクにキャリアをつけるという無理難題に対し、尾坂ビルダーは、







ココですね!











まあ、確かにフォークと連動してるしネジだし……



……と、ステムとハンドルを固定するネジを指差した。なるほど、ここならフォークの動作と干渉しないぞ。

「こことキャリパーの止めねじで固定」するのが現実的であることと、「いくら熟練のビルダーでも、奇を衒い過ぎたことはできない」という、ありがたい助言を戴くことができた。よし、これで方向性が決まった。

……そして、出来上がったのがこれ。






ザ・雑。



バッグをつけると、こう。






なんかソレっぽい。



なんとなく良さげに乗っかってるではないか。

これに荷物を載せて、実際に走ってみて、その感触を確かめてみようではないか、……なんて思っているうちに、3月の第二週が終わった。




明らかな劣化。



本日のルート (powered by ルートラボ)

広島空港→竹原→三原→尾道(実測57km)

ところで、renas先生の愛機あんちょるタソには、いつの間にか電脳化が施されていた。対するウチのエルコスさんは、特に変更点がない、どころかキャリアの搭載で







激重






な状態に。こりゃ最後まで走りきれるのだろうか、今から心配でならない。






羽田空港に到着。



今回、初の試みで飛行機輪行を試してみた。鉄道輪行やバス輪行と比べて、破損のリスクが大きかったり、サイズが大きすぎて超過料金が必要だったりとか、色々な悪い噂が絶えないのだが……






いよいよ緊張の荷物預け。



結論から言えば、やってみるとそれほど面倒なこともなく、特に破損や受け渡しトラブルなどもなく、極めて普通だった。ついでに言うと、SPDは金属探知機を素通りし、CO2ボンベは4本まで持ち込めるらしい(持ち込めないものと思い込んで、わざわざ空気入れを持参した)。破損のリスクはゼロではないが、鉄道輪行と同レベルくらいまで低下したといっても過言ではないだろう。不安なら、従価料金を払っておけばある程度は保証されるし。






従価料金は25万で100円(10万保証)。重い重いと思ってたエルコスさんだが、10キロないことに驚き。



航空券が早割で買える時代なので、これからは飛行機輪行というのも悪くないな、なんて思いつつ、10:10広島空港着。






道中、富士山の火口を拝めた。実は一昨日も見てる(福岡出張だったので)。



ここで自転車を復元し、いざ尾道へと向かう。今回はrenas先生がホスト、ということで、道案内をすべて彼に託す。






電脳化したあんちょるタソ。外すものが多くて飛行機輪行は大変だという。



「んじゃ行くべ〜」と、空港を出てから、暫くはアップダウンが続く山岳路。やや寒い気温の中、クランクをしっかり回し……






……アレ?



なんと、仏契にされてしまった。ありのまま起きたことを今話すぜ状態である。






オーイ、マッテクレー(泣)



いくら練習不足だとはいえ、ちょっとそれはないんじゃないの、と思いつつ追撃に入るが、どうにもこうにも追いつけない。速度はメーター読みで35km/hあたりを指しているので、間違いなくその程度か、あるいはもっと早いか。

平地でもだめなら、せめて下りでも。と思い直したら、今度はフロントバッグが重すぎて、ターンアウトでアンダー誘発。おまけに、キャリアを取り付けたときに、キャリパーの固定を意識しなかったせいか、極端な片効き状態になり、







きぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!






キャリパーから悲鳴。怖くて追撃できず。

幸い、キャリパーブレーキの片効きは、力づくでキャリパーを動かすことで対応できる。調整ねじを捻るより手っ取り早い。R2との交点でようやくrenas先生に追いつき、悲鳴を上げるキャリパーを宥めすかす。そして、一言。







衰えた……orz











そしてピッタリくっつけないまま、時が過ぎる。



原因は何か。シェイクダウンのフロントキャリアか、バッグの重量増加か、あまり軽量とは言えない耐久性重視のオープンプロか、それとも……







乗らなさ過ぎ。






今、サラッと伏線を回収した。






ちなみに追いつくのは信号待ちの時。完全に形勢が入れ替わった。



こうなると負のスパイラルで、追いつくべく脚を使い、それでも追いつけないのでさらに脚を使い、重たいギアをガンガン踏んだ結果、







足が攣った……orz






もうここまで来れば認めざるを得ない。







ヤツは進化している。






もしくは、







チッ、腐ってやがるっ!
(↑俺が)











この状態をどうにかこうにか的確に表すとしたら、つまりこう。



こうして、信号待ちのタイミングで追いついて、また離されて、みたいなことを続けているうちに、竹原市街へ。ここから三原市方面へ舵を切る。






ようやく広島っぽい地名が出てきた。ここを左折。



ところで、広島空港から尾道へは、もっと最短距離で移動できるルートがある。県道33号線を使い、本郷を経由するルートとかだ。

ではなんで、わざわざ遠回りとなる竹原回りとしたのか、というと……






全てを物語る。



アニメ「たまゆら」の劇中地が、この竹原市なのだとか。renas先生に確認すると、







ほかに理由が?






……と、あっさり返された。

余談だが、R185は瀬戸内海に面する海岸線を、JR呉線と共にトレースする線形を描いていて、このあたりを目指してツーリングに訪れるライダーやサイクリストが多い。実際、道の駅には、






フル装備(自転車旅的な意味で)



恐らく大学のサークルと思わしき、長期旅行の自転車が隊列を成していたりした。






館内にはたまゆらコーナーなるものが!



たまゆらコーナーを堪能し、マッサンでおなじみ竹鶴氏生誕の地であることを確認したりしているうちに、時刻は昼前に。コンビニで補給をしてから、本日のハイライトであるR185のクルージング。






しーさいどうぇい!



結局、このあともrenas先生の後塵を拝し続け、遠くに造船所のクレーンが見えてくると、そこが三原市。ここからR2で尾道へと向かう。






尾道までは、あと6キロくらいか。



ちなみに、この日の気温は約10℃ほど。走ってりゃ身体も温まるが、停まると意外と寒い。二人とも冬装備でいるが、明日は果たしてどうなるか。






倉庫街を抜けて、ONOMICHI  U2へ。






尾道の自転車愛


14:00、尾道に到着。宿に入る前に、今回のしまなみ縦走で受付となる、ONOMICHI  U2でスタンプ台紙をもらい、受付を完了させる。受付の営業時間が7時〜17時なので、早朝スタートを考えると、前日のうちに済ませておいた方が無難だ。






ちなみに2016年のシート。コンプリートするとこうなる。



ちなみに、ONOMICHI  U2とは、尾道水道に面した複合施設で、サイクリストに向けて様々なサービスを提供する場所だ。有料シャワースペースがあったり、






倉庫を改装。コンセプトは「素晴らしい自転車旅」といったところか。



自転車ごと泊まれる宿があったり、






ちなみにジャイアントストアもあって、レンタサイクルもある。



そうでなくとも、尾道周辺の宿は、客室に愛機を持ち込める宿が多く、とてもフレンドリー。昼食時期を過ぎてはいるが、ちょっと魅力あるパン屋があったので、ここらで休憩。






くるみとクランベリーが入ったフランスパン、そしてコーヒー。これは法律だっ!



どうみてもブルジョワジーです、本当にありがとうございました

そんな優雅で、そして自転車に優しい尾道で一泊し、いよいよしまなみ縦走の本番へと足を踏み入れていくのだった。






余談だが、尾道の宿は自転車持ち込み可のところが多い。ロビーにはご当地の凪バイクが。






ポタリングって何だよ?



本日のルート (powered by ルートラボ)

尾道→向島→因島→生口島→大三島→伯方島→大島→今治(実測163.4km)




翌朝、向島運航で向島へ。






渡船にて移動。



尾道から向島へと渡る航路は6種類ほどあるようだが、駅前から乗れるので、比較的ご同業の利用が多いのが特徴。ちなみに、陸路で渡る方法もあるにはあるらしいが、その唯一の道である尾道大橋は、路肩が極端に狭いらしく、公式に推奨しないという禁断のルート。ここは雰囲気を味わいながら、おとなしく渡船で行こう。






余談だが、乗った船がなんだか城っぽかった。



ちなみに、運賃は片道110円。船に乗っている間に回収される。






それでは防寒具を脱いで出発進行。



向島に渡ったところで、本格的に移動を開始する。まずは立花臨海公園を目指すが、至る所にご同業の姿が。






同じ方向に進む方は、それこそ山のように。



時間的に見て、地元の方か、島内で宿泊していた方だと思う。思いのほか、尾道方面に走っていくご同業とすれ違う。






最初のチェックポイントに到着。幟が立っているのでそれを目印に。



その立花臨海公園で最初のチェック。台紙にスタンプをもらう。そして、いよいよ最初の橋である、因島大橋へ。






取付道路を登る一行。勾配はだいたい3%くらい。



内藤さんを手に入れた年の夏に、初めてしまなみ海道を縦走して以来の因島大橋。あの当時と比べて、取付道路の勾配にそれほど手強さを感じず、「あれーこんなに緩かったっけ?」なんて思いながら登りきる。当時と違い、道幅の広い側を自歩道用に変更してあり、走りやすくなった。






確かあのときは、右側が自歩道になっていたはず。



ただし、余裕綽々だと思わせといて、背後から聞こえる







シャマル音。






もうね、完全に遊ばれてるのよ俺。






ちなみに本日のあんちょるシューズはフルクラムのレーシング3。それでもシャマル音が。



因島に降り立ち、最短距離でフラワーセンターへ。ここで3つ目のスタンプをゲット。このあと生口島に直接向かうのが定石なのだが、renas先生のご希望でちょっと寄り道することに。






みっつめのスタンプをいただく。



県道367、R317、県道120という内陸ルートを経て海岸線へ。その途中にある大山神社が、寄り道ポイントである。






光が悪さをした。たぶん霊的ななにかではないと思う。



renas先生のご希望、と書いたが、元ネタは一迅社のろんぐらいだぁす!  である。ハンドルにつけられるお守りは、この神社のもの。






ちゃっかり宣伝されてたが、横にあるTREK試乗会の方もなかなかのインパクト。



自転車の神様を祭るという、他に類を見ないこの神社には、多くのサイクリストが訪れるという。ちなみに、神社の方にSNS用の写真を撮らせてほしいとお願いされたので、







アイドルじゃない






ことを理由に快諾しておいた






自転車は境内の方に停めた。参道前のスタンドに、エルコスさんが引掛けられなかったから。



生口島に渡り、耕三寺経由で次の島へ向かうのだが、その途中でおばちゃんストップ。地物のはっさくとレモンを戴く。






私設エイドってやつだな。はっさくとレモン美味しかったです。



面白かったのが、レモンが全然酸っぱくないということ。身体が疲れているのもあるのだろうけど、とても甘くておいしかった。






サンセットビーチへ。これで4つ目。



瀬戸田のサンセットビーチで4個目のスタンプをゲット。その際、エルコスさんをスタンドに引掛けておいたのだが、






もっとケツ突き出せよ、的な。









なんだこのヨツンヴァイン?






サドルを引っ掛けるポイントが高いということもあるが、前後のバランスが取れていれば、あんちょるタソのように前後輪とも宙に浮くはず。ところが、前だけが異様に重たい状態になっているエルコスさんは、当然のように前のめり。renas先生も思わず叫んだ。







これは卑猥だ!











あんちょるタソとの比較。renas先生のはリヤヘビーだが、それでもこの差がある。



……エルコスさんにどつかれる前にやめとこう。結局、これ以降、サイクルスタンドを使わず、立てかけるか横倒しにするかで対応することにした。あと、フロントヘビーの副作用なのだが、ハンドルを支えていないときの安定度は極めて悪く、ちょっと油断するとすぐに横を向く。しかも、すごい勢いで

「これ、いつか壊れるよな」……うん、俺もそう思う。なので、これ付けてるときは







お姫様のように扱う。











大先生、お姫様の扱いって何でしょうか(くすん)。



多々羅大橋を渡り、大三島へと渡る。ここが広島と愛媛の県境になるので、途中で撮影タイム。






エルコスさん的には、初の四国入り。



撮影タイムをちまちま挟みながらじゃないと、満足に走れないという体たらく。上石神井の偉人ではないが、







余はもう駄目じゃ。






しかし、renas先生にとっては初めてのしまなみ海道。所々立ち寄って、しっかり撮れ高を稼いでいかないと。






多々羅大橋を撮影中のrenas先生。



そんな撮れ高は、多々羅しまなみ公園で、ものの見事に炸裂する。






……!!?









なんじゃこれ?






何かのオブジェ?  QRコードがあったので読み込んでみたら、どうも自転車スタンドのようだ。ご同業が愛機を引っ掛けてたりしてたが、確かにちゃんとスタンドとして機能するし、あんちょるタソもしっかりマウントされている。






ただ、股間に顔を埋めるようなのもあったりして。



こういう遊び心は面白いな、と思う。残念ながらフロントが重いエルコスさんをマウントさせることはできないけど。






ちなみにこれは、サイクリストの聖地、というオブジェ脇にある。



多々羅しまなみ公園が、5個目のスタンプとなるのだが、大三島にはもう一カ所チェックポイントがある。公式にはどちらか一方でよいとあるが、せっかくなので両方ともゲットしたい。県道21号を通って、もうひとつのチェクポイントである、しまなみの駅御島へ。






ちょこっと山登り。背後からはシャマル音。



途中、標高50m程度の峠越えをするが、もはやこの程度は何の障害でもない。時間はかかるが確実に攻略できる。懸案事項としては







renas先生のプレッシャー






だけだ。






しまなみの駅・御島。ちなみに公式で道の駅である。



しまなみの駅御島で、6個目のチェック。ここは大山祇神社からほど近い場所で、地元の名産品を販売している、道の駅のような場所。レンタサイクルとシャワールーム完備で、サイクリストにやさしい施設だ。

突然やって来た空腹を紛らわすため、移動カフェでシフォンケーキを購入、むさぼり食う。






あまりに久しぶりなので、補給食を買い込むの忘れてた。



次の島、伯方島で塩ラーメンを食らうのが最優先事項なので、軽めに補給。今回、パンばかり食べているような気がする。

補給が終わったら、大山祇神社へ。ヘルメットにつけるお守りなんてのがあったりして、どこまでもサイクリスト・フレンドリーというか。






大山祇神社。



余談だが、大山祇神社には、社宝として数多くの武具が祭られている。水軍の守護神として信仰があった社の性格をよく表しており、そこから、現代の兜=ヘルメットを祭る、という発想が生まれたのだとか。そのため、ライダーの来訪も多いという。

大山祇神社を辞し、次の島、伯方島へと向かう、のだが……






ちょっとメインルートからは外れるけど。



一般的には、来た道を戻るルートのようだ。どうりで大山祇神社への道中、ご同業とよくすれ違うわけだ。

しかし我々は自転車乗りのトップ1パーセントである。同じ道なんてツマランだろう。そういう思いで地図と睨めっこしていると、大三島の南側に抜けるルートがあるではないか。






確かに短絡ルートがあるね。



地図を見る限り、50m程度の丘越えが3箇所。これなら全然余裕である。ならば、と県道51号線を南下し、野々江のあたりから脇道に逸れる。

地図を確認、と言いつつ足を休め、あーでもない、こーでもない、とやっているうちに、ひとつめの丘を越える。下り坂をどん詰まりまで行くと、県道51号線に復帰する。






海が見えた。



ふたつめの丘、みっつめの丘を越えると、特徴的なデザインの大三島橋が見えてくる。これを渡れば、伯方の塩でお馴染み、伯方島だ。






ちなみに、期間中は「しまなみサイクリングフリー」期間中で、橋の区間は無料で通れる。



伯方島での走行区間はとても短いのだが、途中にある、道の駅伯方S・Cパークでようやく昼食休憩。レストランで定番の塩ラーメンを食らう算段となっている。






アクションカムの不要データを整理しているうちに、renas先生が前に出る。



そのrenas先生、道の駅手前でガンダッシュ開始。一瞬、どころか完全に虚を突かれるワタクシめ。差を詰められないまま、そのまま道の駅に到着。







余はもう駄目じゃ。






いやマジで。






S・Cパーク到着。7個目のスタンプをゲット。



閑話休題、塩ラーメンでしっかり塩分と暖を取り、






あっさりしていて旨味がある。



さあ残るスタンプは3つ……







寒い。






renas先生曰く、「伯方の塩アイスが有名……」







死ぬ気?






我慢できなくて、ここからはウィンドブレークジャケット着用。フォルトゥーナさんの本日の営業終了。renas先生のオーメストグランデジャージは標準で冬用なのでそのまま。ちょっと痛成分が低下した。

余談だが、今回の道中で、フォルトゥーナさん3号までは確認した。大山神社ですれ違った2号とは、このあと馬島でも見かけた







どんだけですか?











いよいよ大島へ。






静寂の地  ウマシマ







おわかりの通り、これ執筆している時のBGMがFF3。



県道49号線を南下して宮窪の観光案内所へ。大島には大三島と同様、ここと吉海レンタサイクルターミナルにもチェックがある。どちらか一方で良いのだが、吉海のチェックは来島海峡大橋のふもとにあり、通り道である。よって、今回は両方ともいただくことに。






第8チェックポイント、宮窪。



宮窪から吉海までの区間は、ちょっとした丘陵地帯となっていて、急なところで8%程度の登り勾配が続く区間がある。

その途中、あの当時は見かけなかった、ちょっと洒落た石のカフェを発見。見ると自転車ラックには盛りだくさんの自転車が。






盛りだくさん。



残念なことに、これだけのサイクリストがいる、ということは店は大混雑で、名物のクレミアソフトは食べられなかった。







寒いって言ってるのに。






夏の時期などは楽しめそうなので、こちらは宿題、ということで。

では、改めて丘越え。ここらあたりで、今治ゴールの集団と邂逅することが多くなり、適度に追い抜きながら先へと進む。とりあえず、追い越せる脚は残っていたようだ。






前の人もこのあとパスした。しかしシャマル音を振り切れない。



大島南インターを通過すると下り勾配となり、このあたりで最後の橋、来島海峡大橋が見えてきた。その大きさに感動はするのだが、このあとさらに驚愕することになる。






最後の橋まで来た。



来島海峡大橋には、途中にバスストップとインターチェンジがあることはあまり知られていない。それもそのはずで、そのインターチェンジは、ある特定の方しか使えないようになっているからだ。

ちなみに、そのインターチェンジの名は馬島という。人口30名程度の小さな島だが、今治市の一部である。インターチェンジは、この島の住人のために用意されたものである。幸い、バス亭があり、その利用者はエレベーターを介して島に上陸することができる。無論、自転車もOKだ。

そのエレベーター内で、






軽井沢の住民が見たら激怒しそうな一枚。









タンデム差別か!?






ちなみに、来島海峡大橋を渡る際には、こんな看板が。






どんな3ケタだ?









んな訳あるかい!?






実際には、転回しようとすれば(場所は限定されるが)できないことはない。しかし、なぜこの橋だけなのか

閑話休題。馬島に降りてみる。






遠くに糸山公園を望む。文字通りの「静寂」がここに。



そして見上げる。






RPGとかに出てくる系のやつだこれ。









でけぇ。











参考までに、縮尺はこう。



まさに、聳え立つ、である。

せっかくなので、島内を散策してみる。その途中、馬島神社なる史跡を発見。ちょっと覗きに行ってみる。






階段を上った先にある。



人気がなく、パッと見で不気味な印象を持つのだが、ワタツミを祭っている由緒ある神社である。馬島という環境から考えて、海からやってくる禍から、島を護ってくれているのかもしれない。それに関連するかのように、この神社の裏手には、灯台が建てられている。






ウヅ鼻灯台という名前らしい。



この馬島神社は、馬島の最深部に位置している。ちょっとした秘境感が味わえる。……ハズなのだが、目の前の海を







船がバシバシ通過。






あと、人気がないのが災いし、







海鳥の糞がパネェ。






そんな馬島であるが、島内には民宿が一軒あるほかは売店のようなものは一切なく、そしてほとんど人とすれ違わない。静寂、という言葉が物凄くしっくりくる島だった。






最後にエルコスさんとあんちょるタソを一枚に。






そしてラストスパート


いよいよゴール。サンライズ糸山は、橋を降りてすぐの場所にあるので、渡り切ってしまえば終わったも同然……







雨降ってきた。











泥はね必死なくらいの量。



こりゃあかん!  こちとら天気予報アテにして、お互いカッパ持ってきてないのだ。大急ぎで橋を降り、サンライズ糸山に滑り込んだのが16:04。アチコチ寄り道しまくったが故のこのタイムであるが、見どころ、食べどころ満載で、renas先生の言葉を借りるなら、







いい流れで来た。











サンライズ糸山。サイクリングターミナルである。



ただ、そのあとrenas先生は我に返り、







はっさく大福食い忘れた!






というオチがついたりして。






完走チェックを受けて終了。いつかここでも一泊したい。



renas先生はサンライズ糸山で一泊し、翌日松山から飛行機で帰京する。ワタクシめはというと、






約5時間後に乗るやつの切符。









エクストリーム出社。






renas先生と別れ、本降りの雨の中、今治駅まで一気走り。雨の中の6キロは拷問でしかなかったが、今治駅の全景が見えてくると、やっぱり口に出てしまうのだ。

「あ〜終わっちゃうんだ〜、つまんねーな……」と。






今治駅でゴール。ジャイアントストアがここにもあった。






後日談


今治で一泊したrenas先生は、無事帰郷したとのこと。これでやっと動画の新作が出る。

んで、ワタクシめの方は、それとなく定時出社して、そのまま仕事して定時退社。エルコスさんは泥まみれになったので、とりあえず火曜日に洗車した。……んで、キャリアのほうはクラックが入ることなく原形を留めており、これなら使用に耐えうるということを確認できた。

オマケだが、フロントバッグを取り去った直後のハンドル周りの軽さに違和感を覚えたり、帰宅後ホイールをキシリウムに替えてみたときの走りの軽さに驚愕を覚えたり、きわめつけは






メーターが反応しないっけ、なんでかなー、って見てみたら、こう、ブチッっと。









速度センサーが逝った






ことに散財感を覚えたり。






最後くらいは、なんか見栄えの良いヤツで。












TITLE:しまなみ縦走
UPDATE:2016/03/18
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