2012年版ガイドライン 実地踏査シリーズ スキー百本勝負 ほぼ月刊動画工房 ステキなダムn選 トップページ 用語辞典        リロード時刻:2025年04月07日(月)09時49分


211:ちょこっと非日常



text&photo  by  ymr20xx@y-maru.com。





本日のルート (powered by ルートラボ)




半日で出来るチョイ遠出


日曜は天気がすぐれない、ということで、おとなしく仕事の残りをしに職場へ。そして、思いのほか早く片が付いたのと、崩れるはずの天気が一向に崩れなかったので、折角だからちょっと遠出をしてみることにした。

といっても昼過ぎからの出撃では、出歩ける場所も限られている。そこで、職場が蒲田らへんにあることをいいことに、トンネルと橋を使って、海向こうのかの地に飛び込んでみようと思った。ウワサでは、房総半島の某所に、なかなかな雰囲気の沈下橋があるという。

どうせ一度コクピットに収まったら、余程のことがない限りずっと運転しっぱなしなので、珍しくマックでジャンクフードを買い込み、浮島からトンネルに潜り込んだ。






約10キロある海の下のトンネル。



この道は休日の夕方ともなると、アホみたいに大渋滞を起こす。まだギリギリ混雑はしてないが、それでもクルマの往来は多い。そして、結構な割合で青い服のイケメンが流しているのと、橋区間は横風がひどかったので、ウチの運搬車は珍しく法規走行に。






そして海を渡ってかの国へ。



東金まで開通した圏央道を通り、高滝湖を見下ろした後、市原鶴舞インターで下車、R297を南下する。このあたりは昔からよく通っている道で、特に地図なしで全然走れる。とりあえず、目指す先はいすみ鉄道の東総元駅だ。






市原鶴舞インター脇には、バス停とパーク&ライド駐車場が。時代だねぇ。



大多喜町の市街地をちょっと抜け、登坂車線を使ってゴリゴリトルクな走りを堪能し、八声交差点を右折。いすみ鉄道はこの先、上総中野までR465をトレースする。東総元駅は目と鼻の先だ。






この先のヘアピン区間を過ぎれば、いよいよ大多喜町だ。



ウワサでは、駅ノートに詳細な地図が描かれているらしいので、早速探してみた。かくしてそれは存在し、詳細な地図も手に入れた。どうやら徒歩で行ける範囲であることと、近くにクルマを停められる場所はないこと、そしてクルマでは絶対渡らないほうがよいことが判明。運搬車は駅前の広場に置いて、徒歩で現地を目指した。






そのノート。敢えて地図は載せませんから現地で確認を。



事前情報は本当に正しく、歩いてきて正解だった。そして、それは現れた。






……!?



いや、思ってたよりマジなやつだ。






沈下橋、というか洗い越しのほうが近いかな。



幅はギリギリ軽トラが通れる程度だが、個人的には遠慮したい。脱輪したら引き上げる術がない。






素足になった。



せっかくなので、靴下を脱いで川渡りを開始。水は若干泥色が混じっているがある程度は透き通っていて、不潔さは感じられない。

ただ、虫が多いから飛び込まないほうがよいと思う。






そんなに深くない。ゆえに、結構澱んでる。



対岸に渡って先まで行ってみたが、あるのは田畑だけ。家に帰って地図を広げてみたが、どうやら夷隅川の対岸にある僅かな土地に築かれた田畑への連絡路、というのが真相のようだ。






行き止まり。どう見ても田んぼのあぜ道だ。



八方ふさがりの袋小路であることを確認し、もう一度川を渡って駅まで戻る。周辺には住宅や小学校が立ち並んでおり、あまりはしゃいでよい空気感ではなさそう。地元の方々に迷惑が掛からないうちに、探検を終えた。






ちょうど、大原行の列車が通過していった。



そのあと、飯給を経由して市原まで北上を開始するが、上総中野の駅前を通りかかった時、チラリと見えた旧国鉄車。

いすみ鉄道は、観光用にキハ52とキハ28を保有しているが、ちょうど出発するところだった。運よく遭遇できて、一枚パチリ。小湊鐵道と合わせて、古き良き昭和のテイストを醸し出しているこの路線、いつかSTB込みで利用してみたいと思っている。






キハ52+キハ28の2連。



沈下橋、旧国鉄車と、なかなか良い流れで来ているので、ここに来てちょっと色気が出た。県道172号を左折し、いつものあのコースへ。

かつて、ジ郎は通れた。若大将も、内藤さんも、無論、エルコスさんも。当たり前の話だが、彼ら(彼女ら)は絶対的な車高が低かった。そう、車高が低いから、普通に通れたのだ。






ちなみにウチの運搬車、全高1980mmですわ。









よし、楽勝だな。






という訳で、後先考えずに突入。






すっと天井を擦ってる状態。









ちょっとだけ後悔。






もし倒木が車高を下回る位置に倒れていたらどうしようか、とも思ったが、引き返すにしても道幅が







ほぼ運搬車と同じくらい











5ナンバーサイズで本当に良かったぜ。



ワイドボディ車じゃなくて本当に良かった。つか、そんなんで通らないかこんなとこ(笑)

そのあと、倒木などもなく無事にこの区間をクリアし、いつもの道を逆走して市原ICから館山道へ。東京帰着が17:00頃で、4時間の非日常であった。以前からも提言しているが、ちょっとしたドライブを楽しむなら、断然、房総半島である。あー、楽しかったぜ。






余談だが、上総中野のトイレの意匠が竹だった件。












TITLE:ちょこっと非日常
UPDATE:2015/05/24
URL:http://y-maru.sakura.ne.jp/211_short/short.html