……このスキー百本勝負も、気がつくと4年、60回を迎えた訳で。ここいらで、筆者であるY-maruの視点で、とりあえず上達のコツのあることないことを、わき目も振らずに書いてみようと思う。まあ、駄文ですな。@シーズンに最低8回は行くべし。……いきなりムチャクチャなことを書いているわけだが、月2回で4ヶ月で8回。これは現実的なペースではないかと。で、何が言いたいのかというと、スキーでも何でもそうだけど、習うより慣れなさい、ということである。後述もするが、シーズン1〜2回+スクール指導よりも、シーズン8回以上で自主練のほうが、絶対に滑れるようになるということだ。クルマの運転だってそう、教習所に通えばアイルトン・セナになれる、という訳ではないのだから。とにかく可能な限りシーズン中は多く通うことが、上達の近道ではないんだろうか? Aとりあえず目標を決めましょう。……ダラダラと滑るのであれば、それはそれで楽。でもそこにスパイスを加えれば、簡単なコースも見方が変わってくる。決める目標は何でも良く、例えば「停まらずに下まで降りる」、「パラレルっぽく滑ってみる」、「足を揃えて滑ってみる」、「ダチョウになる」エトセトラエトセトラ。そしてそれを実践して、うまくいくまで繰り返しやってみる。何にせよ、課題を持つことが大切なのではないかな? B最初は見栄えとかにこだわるな。
……最初は誰だってヘタクソなんだって自覚が必要。綺麗に滑りたいという気持ちは誰にでもあるのは理解できるが、ボロを着てても心は錦、綺麗に滑るよりもキッチリ下まで降りられることが美しいのだと思えるようになるといいかな? 仮に雪山で遭難したとして、綺麗に滑れて下まで降りれなければ、待ってるのは樹氷化である。あと、転ぶことは恥ずかしくない。転んだときは頭でもポリポリ掻きながら笑ってごまかそう。ぶっちゃけ、シンデンさんも奥様も、コケるときは派手にコケるぞ。 C人の滑りを観察しよう。……リフトとかに乗ってるとき、ただぼーっとしてるのではなく、下で滑ってる人たちの挙動や、動きをじっくり観察してみると、何かしら発見がある。例えば急斜面やコブの攻略法やライン取り、技術的なものを見て、それをマネてみるのもいいかもしれない。勿論全てが人のマネではあんましカッコよくないが。ただ、リフトの上での過ごし方としては、観察というのも悪くない。 Dスクールよりかは、うまい人。……これは数年前、新潟と長野の県境あたりにあるスキー場で、うっかりとスクールのようなものに入ってしまったときに感じたこと。何でスクールは、ゼッケンの着用を求めるのだろうか。Y-maruの親友杉中恭介(仮)※職業:学校の先生※が、芋焼酎片手に言っていた、「先生たるもの、受け持つ生徒の名前くらい名簿見なくても呼べるようにならなきゃね。最近そういうのも出来ないの多いんだよね〜」という言葉に起因しているのだけど、要はゼッケンつけて番号で呼ばれるのがムカつく、ということだ。そして、スクールで学んだことは、ボーゲンの綺麗な滑り方。滑った距離は、普段の25%くらい。全然滑った気がしない。残念ながら、その7回後にシンデンさんと行った時の方が、明らかに上達が早かったのは言うまでもない。もちろん合う、合わないは存在するだろうが、上達したいならスクールに入るよりも上手な人と一緒に行くことが一番だ。……ちなみに上手な人を誘うときは、アシくらいは出すようにしよう。最低限の感謝として。 Eやっぱり楽しく滑る。
……まあ小難しいことを書いてはみたのだけど、結局は一日一日のゲレンデ内で、楽しく滑るようになることが最大の目標で、例えば一発イイのが決まった時、しくじってコケた時、朝イチのパウダーをかぶりついた時、ナイスなコースが突如閉鎖になった時、ゲレ食を頂く時などなど。こういった様々なシチュエーションで笑いが出るように、そして、「また来週も来よう」と思えるように。スキーが嫌いになったら、上手くなるもんもならなくなるから。そういった意味で、ウチの妹とシンデンさんには多大な感謝をしたいなと、つくづく思っているわけで。……面と向かっては絶対に言わないけれど。 図:なんだかわからないけど楽しそうに頭を抱えている人。 Fバッヂテストと競技スキーと。
……ハッキリ言うと、好きな人だけ取ったりやったりすればいいのでは? というのがY-maruのスタンス。どうしても級が欲しいから、という人はそれでもヨシ。だけど、果たしてそう思っている人のどれほどの割合の人がズブの素人なんだろうか? 級がなければ語る権利ナシ、という風潮があちこちであるのだけど、そんな古臭い考え方は間違いだとY-maruは思うし、級を持ってる人が神様的な考え方をしていると、そのうちスキーが荒廃するのではないだろうか。アマチュア無線のように。 Gスキー以外でも。
……例えばワックス。今まで簡易ワックスだったのをホットワックスに変えてみる。今度はフッ素入りにしてみる。そういう愉しみ方もある。例えば道具を新しいものにしてみる、ストックを短いのに変えてみる、板を新調した、こういうのも勿論スキーを続けたくなる一要素ではないかな? で、オススメしたいのは、レンタルよりも自分の道具。いきなり高いのを買わなくてもいいし、それこそお下がりでも構わないので、マイ道具を揃えるのも楽しいものである。 ……とまあ、とりあえずあることないことを書いてみたわけですが、とにもかくにも、楽しく鍛える! というのが一番なんではないかな? ……今後スキーやスノボを始めたいと思う人は、ぜひ楽しんでください。 ……最低限のルールを守った上でね。 |