119.月山スキー場



・はじめての月山講座1
クルマは姥沢周辺の駐車場に停めましょう。終日1000円の環境美化協力金を払って準備が出来たら、板を担いで登山開始
・はじめての月山講座2
具体的には、ペアリフト乗り場まで自走、である。なので準備を怠ると一往復登山追加という残念な結果になる。5月末とはいえそこそこ冷えるので冬用装備で充分である。
・はじめての月山講座3
なら途中まで板を車で運んで、あとは徒歩で……  なんて考えは通用せず、途中からはどうやったってクルマは無理ですってことになってる。
・はじめての月山講座4
ただ、一応救済措置はあり、雪上車による運搬サービスはある。ただ、人間を輸送してくれるかは不明。たぶん歩かされる。なもんで初心者はだいぶ辛い思いをすることになる。
・はじめての月山講座5
えっちらおっちら15分ほど登山すると、ようやく乗り場に着く。リフト券はここで購入する。
・はじめての月山講座6
乗り場は二階建てで、発券所、売店、食堂は2階にある。人でごった返しているのは、1階部分に休憩できるスペースがほとんどないから。
・はじめての月山講座7
無事リフト券を買えたら、裏手にある乗り場から山頂方面へ。いくら雪があるとはいえ、ご覧の通りリフト下は新緑の息吹(だけど雨降ってたからテンションは低め)。だいたい5〜10分くらいで降り場に到着する。
・はじめての月山講座8
そんな感じなので、時期によってはリフト乗り場周辺に雪がないってこともあり得る。その時は板を担いで乗車することになるが、ちゃんと板置きが搬器両脇にスタンバっている。
・はじめての月山講座9
リフトを降りたら左折。雪があればそのまま姥ヶ岳ゲレンデまで自走が可能(雪がないと歩かされる)。コースは、初心者から中級者にオススメの沢コースと、見渡す限りコブとクレバスしかない大斜面があるので、腕に合わせてどうぞ。
・はじめての月山講座10
んで、下まで滑ったらあとは繰り返し何本も滑りましょう。ちなみにリフトの片道乗車が560円だったので、半日券で6本滑ればモトが取れる計算になる。
・はじめての月山講座11
いやいや今日はもう満足だ、というのであれば、最初来た道を戻ればよい。下りなので板を履いたまま滑っていけばいいと思うが、当然登山客もいるのでカッ飛んでいかないように。
そういった訳で、月山デビューと相成りました。来る途中からアチコチに雪が残り、しかも微かに冷気を出しててよく冷えてそうな予感が。
雪は、春雪特有のシャバシャバ雪(別名「かき氷」)。重たくて好きではなかったのだけど、ワックスの選定が決まっていれば、ハナが入れやすく、ケツが出やすい、ズラシながら滑るのに最適なコンディションである。
ちなみに今日のワックスチョイスは、ユニバーサル→チーズ→媚薬。たぶん仕上げの媚薬が恐ろしく効いたのだと思う。
ところで、月山は基本的に立ち入り禁止区域以外はどこ滑っても無問題なのだけど……
こんな風に普通にクレバスが出来上がっていたりして油断できない。もちろん落ちるとちょっとした事故だ。
大斜面を下から見上げているのだけど、ここにあるコブはここに足を運ぶ熱心なスキーヤーが丹念に育て上げた逸品。お陰でちょっとした穴になっていてだいぶ手強い。慣れないうちは、育ってないあたりを小回りで切り抜けたほうが無難だ。
ちなみに、リフト降り場のさらに上には、複数台のTバーが掛かっていて、さらに上まで行くことが出来る。ただしリフト券とは会計が別なので、余程の物好きな人であればどうぞ、という感じだ。

月山のデータ

公式URL:http://www.gassankanko.jp/
リフト代:リフト1回券560円、一日券4600円、半日券3300円(午前12:30まで、午後11:30から)。上部Tバーは1回200円、11回2000円。
駐車場:環境美化協力金という名目だが1日1000円(終日)
割引:なし。割引などを期待するのは無粋か。
スキーのレンタル:未調査。姥ヶ沢周辺の宿に宿泊すると宿のサービスとしてあるかも知れないが、時期的に考えてレンタルはないと考えるのが無難と思われる。
備考:一般的なスキー場とは概念が異なるということを理解する必要がある。自分である程度対処できる人向けなので、ズブの初心者は手出しをしないほうが無難と思われる。
ニューヨーク:スキー場周辺には見かけられなかったが、近場では湯殿山、水沢、間沢の各温泉があり、東京方面に下道で帰るなら上山、赤湯と温泉街の共同浴場が利用できるか。





TITLE:119.月山スキー場
UPDATE:2011/05/29
URL:http://www.y-maru.com/ski_battle100/ski119.html/